【初心者向け】エギの下地テープの選び方【決定版】

2025年8月4日

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あきたりょう
あきたりょう
この時期はこんな人におすすめ
・エギング初心者〜中級者予備軍
・下地テープの選び方がよくわかってない
・そもそも下地テープってなんだ

極論、エギを適当に選んでもイカは釣れます。ただやはり自分で考えて、投げるルアーを選んで釣果を上げてこそのルアーフィッシングですよね。この記事ではエギの選び方の基礎の基礎、下地テープの選び方についてまとめていきたいと思います!

こちらの記事も参考にしてください!

そもそも下地テープとはなんぞや?

下地テープは、エギが水中でどのように光るかを決めるパーツです。アオリイカはとても目が良いと言われており、視覚に直接アピールをする要素のうちの1つのため、最も大切な要素と言えます。

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種類は様々あり、それぞれに得意・不得意があるのでまずはざっくり触れていきます。

マーブル(虹) 昼夜万能、ナチュラル
夜◎、濁り◎、ナチュラル
銀、銀ホロ 昼◎、澄み潮◎、ナチュラル
マヅメ◎、万能寄り、ナチュラル寄りの強アピール
ケイムラ(蛍光紫) 日中はパイロットルアーに◎、夜や深場◎、強アピール
グロー(夜光、蓄光) 夜や深場◎、強アピール
スケルトン、クリアボディ 昼◎、澄み潮◎、強アピール

※下地テープではなく、ボディ自体が透明

YAMARIAのネオンブライトはケイムラの一種(超光るケイムラ)、シマノのセフィアクリンチ フラッシュブーストはスケルトンボディの一種と言えるでしょう。どちらもちゃ釣れるエギですね!

下地テープの色は、ネットで購入する場合は商品名画像のどこかに書いてあるはず。

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実際の商品にはパッケージにテープの色が書いてあるので、初めのうちはこの辺りを確認しながら買い物かごに入れると良いと思います!

種類ごとの得意領分を把握しておこう!

マーブル(虹)テープ

とりあえずこれを選んでおけば間違いない万能なテープカラーです。

光り方は非常にナチュラルで違和感のないアピールが特長。とはいえ濁りやローライトでもほどほどに目立つので、苦手な場面が少なく使いやすいです。

その反面例えば深場はケイムラ、日中は銀テープ……等、要所要所で他のテープカラーの方が効果的な場面があるので、やや器用貧乏なカラーと言えるでしょう。

レッド(赤)テープ

夜や深場が得意ナチュラルカラーです。濁り潮にも強く、全体的にローライト下で活躍するカラーと言えます。

光の反射が控えめで、闇夜でシルエットがくっきりと見えるのが特徴です。ナチュラルカラーなので、ハイプレッシャー下の低活性なイカを狩るのに活躍してくれます。

エギングシーズンの中盤〜終盤にかけては警戒心の強い個体が増えてきますので、秋が深まるにつれて活躍の場が増えてくるテープカラーです。

シルバー(銀)テープ

日中、太陽光下で本物のベイトフィッシュのようなナチュラルなアピールができるカラーです。澄み潮が得意、濁り潮は苦手と極端で分かりやすい性能をしています。

日中×澄み潮の条件ではナチュラルかつ目立つので、アオリイカにとって非常に違和感を感じにくい優等生カラーでもあります。

また、銀テープと似て非なる銀ホロテープというものがありますが、こちらは次のような特徴があります。

銀テープ

(プレーンシルバー)

銀ホロテープ

(シルバーホログラム)

反射の仕方 鏡のようにシャキッと反射 拡散するように多方向に反射
アピール力 ナチュラルかつアピール力中〜強 かなり派手でアピール力強〜極
向いている状況 日中・晴天・澄潮

スレたイカにも効く

曇天や濁りにも対応

高活性イカ狙い

同じ色のテープでもホログラムとなると性質がまるきり違ってきますので気をつけてください。シマノのクリンチフラッシュブーストは銀ホロと性質が近いかもしれません!

ゴールド(金)テープ

朝夕マヅメ時の定番カラーであるゴールド(金)テープは、ローライト時濁りのある状況でもよく目立ってくれる強アピールなカラーです。その割に、曇り〜晴天のような多少光量があるような状況でも問題なく釣る事ができる万能感も備えています

反面、警戒心の強い個体には簡単に見切られてしまうので、プレッシャーが高い場所ではもう少しナチュラルなカラーを選択する必要があるでしょう。澄み潮でも目立ちすぎるので、スレるのが早いことには気をつけるべきでしょう。

ケイムラ(紫外線発光)

個人的に最も出番が多いと思うのがこのカラーです。

そもそもケイムラとは蛍光紫のことで、紫外線に当たると青白く光る不思議な素材のことを言います。紫外線は日光にはもちろん、常夜灯月明かりなどの光にも含まれているので、日中だけでなく夜間も活躍の場が多くあります。わずかな量の紫外線でも、イカからはよく見えていると言われています

出番が多いので箇条書きでまとめます。

  • 日中のパイロットルアーとして … 高活性のイカを効率よく探ることができる
  • 澄み潮ではナチュラルに誘う … スレにくいのに存在感がある
  • 朝マヅメ・夕マヅメでも大活躍 … ローライトが得意なのでマヅメもOK
  • 曇天濁り潮でのアピールルアーとして … 光が届きにくい状況でも目立つ
  • 月明かり常夜灯の下でもアピール … わずかな光でも発光、アピールできる
  • 日中の光が届きにくい深場藻場 … 同上

このようにかなり幅広く活躍ができ、逆に苦手なシチュエーションや他のカラーの方がいい場合は次の通り。

× 新月の夜月が出ていない夜 → 赤テープやグローが適任
晴天の澄み潮 → アピールするなら銀テープやホログラムの方が効果的

人間の目から見ても発光しているようには見えないので初めは眉唾物のように思われますが、月明かりのようなわずかな光でも充分に発光しアピールをしてくれますので心配せずに投げ続けてみましょう。

グロー(蓄光)

夜釣りで最強クラスの視認性をもつのがグローテープです。光を溜めて自らぼんやりと発光するため、暗い場所でも強烈にアピールすることができるのが最大の特長です。

自ら発光するという性質上、真っ暗なナイトエギング濁り潮常夜灯下深場・藻場などの視覚的なアドバンテージがあるような状況で、存在感を発揮してくれます。

また、グロー=夜というイメージがあるかもしれませんが、昼の深場、藻場など日光の影になるような場所でこそアピールルアーとして活躍します。

注意点として、蓄光させる(光をためる)際にヘッドライトやUVライトを長く当ててこれでもかと光らせて使用するのは目立ちすぎて逆効果なので、基本的に日中は日光があるのでライトは当てなくてOK夜も月明かりや常夜灯があるならライトを当てなくてOKです。真っ暗なところにビカビカに光らせたルアーを投じては目の良いアオリイカたちはびっくりして逃げてしまいますので、気をつけましょう。

どのシチュエーションでも、他のテープと比べてスレやすく見切られやすい傾向がありますので、釣れないと感じたら早めにローテーションするのが吉かもしれません!

スケルトン(透明)

近年急速に人気が高まっているナチュラル系の下地です。透明なプラスチック素材が使われたエギのボディで光を透過し、潮や海底地形に馴染みやすい特徴があります。

その強みはナチュラルゆえスレた警戒心の高いイカに非常に強いことです。同じ理由で見切られにくいのも強みといえますね。澄み潮、ハイプレッシャーな状況では大いに活躍してくれることでしょう。

その反面、アピール力が弱く大場所だと気づいてもらえないことも。また、潮が濁っているとシルエットごとかき消されてしまうためスケルトンでは不向き。光量が少ない夜や深場は完全に溶け込んでしまい、イカから全く見えなくなってしまいますので、基本的には日中の澄み潮、ハイプレッシャー時の切り札として使用すると良いでしょう。

その他(紫、橙、緑など)

初心のうちはここまで区別しなくても良いとは思います!この他にも様々なタイプのエギが存在しますので、私自身も新しきを知るよう心がけたいと思います。

カラー アピール度 向いている状況
🟣 紫 曇天、澄み潮、春の大型狙い
🟠 オレンジ 朝夕、濁り潮、渋い状況
🟢 緑 中〜やや強 曇天、小濁り、プレッシャーが高い状況

目立たせたいか、溶け込ませたいか

最終的に釣り場に立ってどのエギを投げるかを決めるには、プレッシャーのないフレッシュな場所なのか、ハイプレッシャーなスレスレポイントなのかという点が大切だと思います。

例えばイカ墨だらけのメジャーな場所はハイプレッシャーでスレた個体が多いと思われます。こういう場所で、条件がマッチしているからといって金テープやホログラムボディなどのメガアピールなエギを選んでも釣りづらいですよね。逆もまた然りで、せっかくフレッシュなイカが多いのに赤テープやスケルトンなどの目立たないエギを選んでしまうと、もっと広範囲からイカを引っ張ってこれるのに効率が悪い!となるわけです。

プレッシャーの低いフレッシュな場所ではアピール強めの目立つエギを、ハイプレッシャーな場所では背景や潮に溶け込むナチュラルなエギを選ぶのが釣果を伸ばすコツです。

プレッシャーの見分け方

「そんなこと言われてもプレッシャーが高いとか低いとかどうやって見分けるの」と始めたての頃は思っておりました。目安のようなものをまとめてみますので、ほどほどに参考にしてください!

プレッシャーが高いスレイカが多い状態の見分け方

  • 潮汐から判断:小潮前の中潮最終日、小潮、長潮
  • 大潮であっても人気の場所では2〜3日目はハイプレッシャーになっていることもある
  • 誰でもアクセスしやすい超人気スポット
  • 地面に残るイカ墨が多すぎる
  • 周りに釣り人がたくさんいる、または入れ替わりが激しい
  • 周りのエギンガーが釣れていない、苦戦している
  • 実際にエギを投げて判断チェイスがない、あってもピタッと止まってすぐ帰る
  • 海面の様子がとても静か、ベイトっ気がない

プレッシャーが低いフレッシュな状態の見分け方

  • 潮汐から判断:大潮前の中潮最終日、大潮1日目
  • 周りに釣り人がいない、少ない
  • 実績のあるポイントだけどイカ墨が多くはない
  • 誰もやってなさそうなポイント
  • 新しめのイカ墨が2〜3個ある(=ついさっきまで釣れていた)
  • 周りのエギンガーがポツポツ釣れている
  • 実際にエギを投げて判断チェイスがあって抱こうとする、サイトで乗る
  • ベイトっ気がある、海が賑やか

おわりに

無限のエギ選びに正解はありませんが、自分なりに考えることで釣果は変わってきますし、釣れた時の喜びもひとしおです。読者のみなさまのエギングがもっと楽しく、もっと深くなるヒントになれば嬉しいです!

「このエギでこんな状況で釣れたよ!」という情報などありましたら、ぜひコメントで教えてくださいね。

手っ取り早く釣れるエギを知りたい人はこちらの記事もおすすめです!

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