「上弦の鬼=病気説」はもう古い。半天狗の加害者心理をひも解いたら、化け物すぎた。

この記事はこんな人におすすめ
・鬼滅の刃「上弦の鬼=病気説」に違和感がある人
・疫病との無理やりな結び付けに納得いかない人
・伝染病とのこじつけ論が気に入らない人
※当ブログは考察系ブログとは無縁ですが、筆者あきたりょうが鬼滅の刃にハマりすぎた結果爆誕してしまったなんちゃってお茶濁し考察コンテンツです。
※アニメを通り越して原作のネタバレを盛大に含んでおりますのでその界隈の方はご注意ください。
「上弦の鬼=病気説」はもう古い
劇場版鬼滅の刃、猗窩座再来はみなさんもうご覧になりましたか?アニメが既にそうですが作画が、作画がもう、作画が(語彙力)。して、ストーリーの深さから「上弦の鬼=病気、疫病、伝染病説」の浅みが浮き彫りになる音が聞こえてきます。あれ見て「猗窩座=麻疹」ってんなわけあるかァ!と劇場で叫ぶところでした。
まだお読みでなければ、ぜひお立ち寄りくださいませ。👇
何度目かわからないお浚い🍵
- 上弦の壱 黒死牟 … 黒死病(ペスト)
- 上弦の弐 童磨 … 結核
- 上弦の参 猗窩座 … 麻疹
- 上弦の肆 半天狗 … ハンセン病(らい病)
- 上弦の伍 玉壺 …アメーバ赤痢
- 上弦の陸 妓夫太郎・堕姫 … 梅毒
※既出の考察を断固否定致しますが、攻撃を目的としたものではないことを明言させて頂きます。気を害してしまった方がいたらすみません。この考察記事も一個人の私的な考えであることには変わりありませんので、異論は歓迎致します。お茶でも飲みながら読んで頂ければ嬉しいです。
上弦の鬼の裏テーマは「負の感情がどこまで人を変質させるか」。
そして、それを止めることができない社会構造への風刺、人間社会の闇。
上弦の肆 半天狗が象徴するのは、「責任能力を自ら放棄した“未成熟な大人”の最終形態」であり、被害者ヅラで加害を続ける、上弦の鬼の中でもトップクラスに気色が悪く、人間らしい鬼です。
半天狗の加害者心理は、多くの人が嫌悪感を抱いたのではないかと思います。それは、あまりにも化け物すぎる加害者心理でありながら、玉壺や妓夫太郎よりももっともっと身近な存在だからではないでしょうか。
逆恨みの化け物「上弦の肆 半天狗」
「不快、不愉快 極まれり」
いや、お前がな!!
上弦の肆 半天狗。その性格は生前も含めて、ため息が出るほど陰湿・狡猾・卑怯者で、まさに悪鬼。刀鍛冶の里編で揃って登場した玉壺に同じく、生前の邪悪さも踏まえると純粋悪の鬼らしい鬼。見た目も相応に人間離れしており、角や牙など顔の造形は般若のそれを彷彿とさせる。対する玉壺は福笑いだが、生前を含めた救いようの無さで言えば玉壺よりも悪質で外道かもしれない。
半天狗の行動心理は「他責」「責任回避」「自己正当化」について一貫性があり、どんな状況においても“儂は悪くない”という立場に執着し、離れようとしません。生前から「自分を守るために窃盗や殺人を正当化する」ことを繰り返していて、この加害者心理には表も裏もありません。あまりにも異常で気味が悪い。
生前から虚言や責任転嫁が癖になっており、彼の中での自己認知は「善良な弱者」「無垢な善人」「こんなに可哀そうな被害者はこの世に他にいない」と捻じ曲がるを通り越して異次元化している。応戦した鬼殺隊員からも“性根のねじ曲がった悪鬼”や“テメェの理屈は全部クソなんだよボケ野郎が”などと評されている。
半天狗の血鬼術
鬼が持つ血鬼術は、生前の人間性や深層心理にある憧憬、アイデンティティが強く反映されています。
- 童磨 “冷気発生” … 童磨自身の心の冷たさと効率よく鬼狩りを殺す合理性が反映(生前の人間性)
- 猗窩座 “破壊殺” … 肉弾戦で強くあるべきという信念+亡き妻との約束(深層心理にある憧憬)
- 玉壺 “壺” … 芸術の根幹である壺と、水生生物への愛着(アイデンティティ)
比較してみると、半天狗の血鬼術は複雑すぎる。これは彼が、「生前から感情処理がうまくできず、心の構造が歪んでいた」ことを物語っているのではないでしょうか。
半天狗の血鬼術
- 分裂 … 頚を斬られることで、喜怒哀楽鬼に分裂、それぞれ自我をもって敵対する者に攻撃をする。
- 積怒(怒の鬼) … 錫杖で雷を落とす。リーダー格であるもよう。
- 可楽(楽の鬼) … でっかい葉っぱで突風を起こす。
- 空喜(喜の鬼) … 飛行能力に加えて、超音波(爆音?)で攻撃。
- 哀絶(哀の鬼) … 十文字槍で高速斬撃。
- 喜怒哀楽鬼の合体 … 積怒が他の3体を吸収し、めちゃ強な憎珀天(憎の鬼)となる。
- 恨の鬼 … 本体(怯の鬼)が追いつめられた時に分裂して、本体を守る外殻の役割を担った。この鬼も爆音攻撃をしようとした描写がある。
自身の悪行を何が何でも正当化するために、自分の中で様々な感情を切り離して外注化、本体である「怯」の感情だけを守った結果、半天狗という“被害者ヅラモンスター”が生まれたのではないでしょうか。
実際、生前の半天狗を描いた見開き1ページでは、「儂が悪いのではない この手が悪いのだ」などと供述しており、他責思考、責任転嫁も行き過ぎるとこうなるのかと思うとゾッとします。
血鬼術の性質や、戦闘スタイルを見ても、半天狗は防御特化型。自分を守りたいという誰もが持っている自己防衛機能が暴走し、他人に危害を加えてでも自分だけを守りたいという形にねじ曲がったことで、半天狗のような加害者心理が生まれたのでしょう。
次の項では、この加害者心理を実在の心理モデルからひも解いてみます。半天狗のように極端ではないにしろ、みなさんの周りにも「他責」「責任回避」「被害者ムーブ」な人はいるはず。誰でも持ちうるこの心理が、半天狗の中でどのようにして“加害性”に発展したのでしょうか。
あ…忘れてた。半天狗と「ハンセン病」の関係(結論:ない)
一応触れておくと、半天狗と「ハンセン病」は無関係です。ハンセン病は実在の病気であり、差別や偏見の歴史との結びつきもあります。フィクションの悪役と安易に結びつけるのは不適切な連想だと思いますので、本記事では扱いません。
半天狗の加害者性を心理モデルからひも解いていく
半天狗の加害者心理モデルについて、かなり時間をかけて調べ考えてみましたが、かなり難しかったです。社会大衆の思考回路からあまりにかけ離れていたためです。簡単に言うと、全然共感できない。化け物すぎる。だから、半天狗は不気味で、気色悪くて、嫌悪感に溢れているのだと思いました。
半天狗が象徴する人間の闇──被害者意識の肥大化と逆恨み
もし半天狗を可哀そうだと思いたいのなら、彼の人間時代、さらには幼少期まで遡り、どのようにして自尊心が傷つけられてきたかを知る必要がありそうです。
原作、アニメが公開されたのちに追加された公式情報によれば、もともとの性格は「気弱で嘘つき」「やられたらやり返すタイプ」だったとのこと。半天狗の心理の軸にもなっている「被害者意識の肥大化(=簡単に言うと、極端な被害者ヅラ)」と、「気弱さ=自己肯定感の低さ」から来る「嘘つき」「やられたらやり返す」という心理が複雑に混ざり合い、ストーカー加害者やDV加害者にも見られる逆恨み型の報復行動(Retaliatory Aggression based on Victimization Bias)によって加害行動が発生したと考えられます。

「異常に低い自己肯定感」が負の心理を連鎖させている
半天狗がどのような家庭に生まれ育ったかは公式に明らかにされていないため、知ることは叶いません。しかし、半天狗の異常に低い自己肯定感は、様々な負の心理を連鎖的に生み出しており、その連鎖は最終的に救いようのない加害者心理にまで発展しています。
💡 半天狗の自己肯定感の低さを象徴している描写の例
- 生前の性格は“気弱”(公式ファンブックより)
- 何事にも常に「恐ろしい」と怯えている
- 自身のセルフイメージが「善良な弱者」
「自己肯定感を高くもつこと」は近年の幼児教育でも、心の健全な発達において非常に重要であると考えられています。自己肯定感は自信の源泉であり、これが高い人は失敗を恐れずに挑戦したり、失敗を自身の成長につなげることができる一方で、自己肯定感が低いまま大人になると、行動力が心理的に制限されたり、些細なすれ違いでも「見捨てられるかもしれない」と不安を抱えやすくなり、行動力や対人関係にさまざまな負の心理をもたらします。
半天狗の場合、自己肯定感の異常な低さによって、次のような負の心理を抱えています。
1. 自己肯定感の低さを穴埋めするために、嘘を吐くようになった
虚言癖はこのような自家中毒的ループ(self-reinforcing loop)という心理パターンによって説明ができます。
- 嘘を吐いて賞賛や注目を得る
- 満たされていなかった承認欲求が満たされる
- 脳内でドーパミンが分泌され、快感になる
- 嘘を吐けば“ラクをして賞賛される”と脳が学習してしまう
- 病的なまでの嘘を繰り返すようになる
虚言癖は自己認知すらいとも簡単に捻じ曲げてしまいます。
傍から見れば「性根がねじ曲がっている」ように見えますが、彼の中で「善良な弱者であること」は紛れもない真実なのです。恐ろしいですね。
ちなみに…
設定集によれば、保身のために自分の名前や年齢、生い立ちをその場で偽ることを長年に渡って繰り返した結果、自分が何者であったかも忘れてしまったという病的なまでの虚言癖ぶりを披露しています。
半天狗の本体・分身には、その舌に感情を表す漢字一文字が刻まれており(怯・喜・怒・哀・楽・憎・恨)、まるで“舌にそれぞれの魂が宿っている”かのようです。二枚舌という言葉があるように、舌が多い=嘘ばかりの虚言体質を暗示しているのかもしれません。
💡 “異常な自己肯定感の低さ”が、病的な虚言癖を誘発した
2.自己肯定感の低さに加えて、虚言癖が「被害者意識」を肥大化させた
半天狗の虚言癖は自身が吐いた嘘と現実の境界線が見えなくなるほどに悪化しています。彼が「儂は悪くない 儂は善良な弱者」だと言い張って譲らないのは、自分が吐いた嘘と現実が交じり合って、現実の方が彼の嘘によって書き換えられてしまっているためです。
虚言癖によって「自分は悪くない」という虚言は真実に変わり、持ち前の自己肯定感の低さによる劣等感と混ざり合って、「自分は弱者であり、被害者である」という自己認知が生成され、膨らみました。これが「被害者意識の肥大化(Victimization Bias)」と呼ばれる心理モデルで、半天狗の心理の中核を成しています。
💡 ”異常な自己肯定感の低さ”は劣等感を生み、虚言癖により“自分は悪くない”という自己イメージが現実化
この劣等感と自己イメージが強く混ざり合って、“被害者意識を肥大化”させた
3.「ネガティブ互恵性」が劣等感で地雷化している
異常に低い自己肯定感は、半天狗の「やられたらやり返す性格」にも影響を与えています。
“もらったものは返す”という社会的ルール「互恵性(Reciprocity)」には、好意には好意で返す=ポジティブ互恵性(恩返し)と、敵意には敵意で返す(仕返し)の2種類があり、人類はこの心理の上で生きていると言っても過言ではありません。
半天狗は人間時代から、後者の「ネガティブ互恵性(Negative Reciprocity)」がやや強めな性格だったことが明かされています。この“やられたらやり返す心理”自体は、大小様々ではあるものの誰もが持っている正常な心理です。読者の皆さんの中にも、「どちらかと言えばやり返す方かも…」という程度の方はたくさんいらっしゃると思います。
半天狗の異常に低い自己肯定感は、ちょっとしたことでも傷つきやすい、あるいはトラウマが呼び起こされるような不安定な劣等感を形成しています。他者からの注意、勧告、良かれと思って投げかけたアドバイスが、彼にとっては「攻撃された」「傷つけられた」「虐げられた」という敵意に感じられ、その結果、ネガティブ互恵性によって明確な攻撃と化して“お返し”してしまうようになったのではないでしょうか。
💡 自己肯定感が低すぎて、注意されただけでも「虐げられた」と感じてしまう
その結果、攻撃的な“ネガティブお返し”をしてしまう
4.「被害者意識」と「ネガティブ互恵性」が混ざり合い「逆恨み型の報復動機」が生まれる
半天狗の深層心理にある被害者意識の肥大化(Victimization Bias)とネガティブ互恵性(Negative Reciprocity)が密接に係り合い、混ざることで「逆恨み型の報復動機(Retaliatory Aggression based on Victimization Bias)」が生まれます。この心理モデルはストーカー加害者やDV加害者にしばしば見られるもので、最も理解しがたく、最も身近にある加害者心理のうちのひとつです。
逆恨み型の報復動機とは、自分の失敗・劣等感・不利益の原因を、実際には関係のない他者に帰属し、その相手に対して復讐心を抱く心理傾向のことです。簡単に言うと、「他人のせいにした上に恨みをぶつけようとする」ということ。
この心理モデルは、根底には自己肯定感の脆弱さがあります。失敗を「自己価値の否定」と捉え、責任を受け止める器がないため他責化し、「自分は悪くない」「悪いのは相手の方だ」と認知を歪めることで自我を保とうとします。また、近年話題のあおり運転のように“自分は正しいことをしている”という正義感によって加害責任をカモフラージュしているパターンもあります。
半天狗の加害者心理の中核には、“混ぜるな危険”の2つの心理があまりに大きく膨らんでしまったために発生した非常に危険な心理であると言えます。
💡 被害者意識が肥大化し、やられたらやり返す心理と混ざり合って、ストーカー加害者やDV加害者、あおり運転加害者によく見られる「逆恨み型の加害行為」に発展した
5.自分では抜け出せない「閉鎖的な悪循環ループ」が完成している
半天狗が深層心理に持っていた「被害者意識」や「互恵性」は正常な人間でも持ちうる一般的な心理モデルです。彼にとって致命的なのは、負の心理傾向どうしがお互いに強め合い、自分だけでは抜け出せない閉鎖的な悪循環ループが完成していることです。
- 自己肯定感が異常に低い → 虚言を重ねて自我を守った
- 虚言癖により自己認知が「弱者」なので自己肯定感はさらに下がっていく
→異常に低い自己肯定感(劣等感)と虚言癖がお互いに強め合っている
- 自己肯定感がさらに下がる →「被害者意識」は無限に肥大化していく
- 被害者意識の肥大化 → 劣等感の爆増
→異常に低い自己肯定感(劣等感)と被害者意識がお互いに強め合っている
- 虚言癖によって自己認知は「被害者」なので被害者意識はさらに肥大化していく
- 被害者意識が強く自我を保つ(自分を守る)ために虚言を繰り返す
→虚言癖と被害者意識がお互いに強め合っている
もちろん加害者(鬼)に同情する余地はありませんが、元を辿ればすべての始まりは「自己肯定感が健全に育まれなかっただけ」。たったそれだけで何百もの人を食い殺す鬼になったというのは、たとえフィクションであったとしてもゾッとする話です。実在の犯罪史に残る加害者にも共通する部分があるかもしれませんね。
しかも、半天狗の悪質性はこれで終わりません。他責、責任放棄、反省できない。みなさんの周りにもいませんか?これらの理解しがたい言動も、心理モデルによって説明することができます。
6.追うべき責任が複数の正当化フィルターで帳消しになっている
閉鎖的な悪循環ループにより半天狗は自動的に闇へ闇へと堕ちていくわけですが、正常な道徳観をもっていれば加害行為は自分で止められます。彼が生前正常な道徳観を持っていたかどうかは分かりませんが、半天狗は次に説明する3つの正当化フィルターによって自分の加害性を赦しました。つまり、加害行為を止める気がなかった化け物なのです。
①道徳免責(Moral disengagement)
倫理的/道徳的な基準は知っているのに、あえてそれを“自分には適用しない”ように、自分の行動を認知的に再構成する心理メカニズム。
様々なモデルケースの中で半天狗に当てはまるのは、「弱者である自分を守るためだから加害行為は許される」という自分勝手すぎる正当防衛です。
②解離性防衛(Dissociative defense)
受け止めきれない苦痛や不都合な現実から、自分の心を切り離して守ろうとする無意識の防衛心理のメカニズム。
この心理状態が極端かつ慢性的に発動し続けた結果として生じうる最終形態が、いわゆる多重人格です。
平たく言うと「つらい気持ちや記憶を、“自分のものではない”と思い込む(切り離す)ことで心を守ろうとする心の仕組み」で、道徳免責と並んで、虚言癖や被害者意識が肥大化している人間に起こりやすい心理メカニズムです。
半天狗はこの心理メカニズムにより、「加害行為は自分から切り離された喜怒哀楽鬼や憎珀天が行っているから“怯の鬼(本体)”は善良な弱者であり、守られるべき」という責任放棄被害者ムーブを成立させています。
彼が血鬼術で分身を作って、分身にすべての戦い(加害行為)を丸投げしているのは、半天狗本体から感情を切り離すことで“怯の感情”を守ることと共に、加害行為は“切り離された感情が行っているから自分は善良な弱者”という常人には理解不能な言い訳により、加害行為を正当化しているのです。
マジやんべぇ奴です。
半天狗の加害者心理まとめ:他人事じゃないという怖さ
半天狗の加害者心理は理解不能でありながら、ここまで熟読して下さった方は意外と身近にこれらの心理を感じていらっしゃるのではないかと思います。何を隠そう、嘘つき・被害者意識・互恵性などの心理モデルは、人によって大きさこそ違うものの、誰もがもっているものなのです。
ストーカー加害者、DV加害者、あおり運転加害者など、その脅威は“ニュースでよく見かけるレベルの身近さ”です。誰もが「半天狗式加害者心理モデル」の被害者になる可能性を秘めているのが、半天狗という鬼を恐ろしく感じさせる要因だと思います。
視点を変えれば…
誰もがもっている心理ということは、私やあなたの心にも当たり前のように“在る”のです。
自己肯定感の低さ
大小さまざまな虚言
「自分は可哀そう」という被害者意識
やり返さなければ気が済まない互恵性
軽いウソから始まり、責任から逃げ続け、「自分はなんて可哀そうなんだ」と思うようになり、自分が請け負うべき責任を他人に押し付け、最後には道徳を切り離してしまったなら…
私たちが加害者になる日もそう遠くはないのかもしれません。
次回第二部:半天狗はなぜ「強くなるたびに幼くなる」のか?
加害者心理モデルを興味本位でひも解いてみたら化け物すぎてこんなに長くなってしまいましたが、半天狗について本当に書きたかったのは、なぜ彼は「強くなるたび幼くなる」のか?です。
喜怒哀楽鬼は自身の若い頃を模していることはのちに公式設定にて明かされ、憎珀天はそれよりもさらに若い子どもの姿。一方で、“恨の鬼”は年老いた姿で、手負いの炭治郎が単独でなんとか倒せるレベル。
この辺りの描写にもきっと意味があると思っていて、この続きに書こうとしましたが、長くなり過ぎましたのでまた今度にしたいと思います。
加害者心理だけで胃もたれしそうですが、別の記事にて深堀りしていきたいと思いますので、お茶を煎じてお待ちくだされば幸いです。それではごきげんよう。
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