【2026年最新】ヤリイカエギングのエギの選び方完全ガイド|カラー・号数やアオリイカとの違いも解説

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ヤリイカをエギングで狙うなら、エギ選びの最重要ポイントはフォール姿勢の安定感です。
派手なカラーや夜光、ラトルでまず気づいてもらい、安定したフォールで反射的に抱かせることが釣果への近道になります。

あきたりょう
あきたりょう

この記事はこんな人におすすめ

・冬もエギングを楽しみたい、ヤリイカをエギングで釣りたい!

・ヤリイカエギングのエギの選び方を知りたい

・アオリイカエギングとの違いが分からない

【この記事の結論!】

ヤリイカをエギングで狙うなら、エギの選び方は「①ド派手×夜光またはケイムラ」「②ラトル入りやダート幅大」「③フォール姿勢安定」、この3つを網羅したエギを選びましょう!凪の日にシャクリ倒すだけで、誰にでも爆釣のチャンスがあります!

ビギナーズノート
ビギナーズノート

ヤリイカエギングでのエギ選び、どう選んだらいい?

冬でも楽しめる数少ないターゲット「ヤリイカ」。「秋が終わってエギングはもう終わり…」そんな寂しさを感じているエギンガーにとって、冬にできるエギングというのは朗報以外の何物でもない。アオリイカと同じタックルを流用できる手軽さもあり、近年は冬でもエギングを楽しむ人が増えています。

とはいえ、「ヤリイカエギングって難しそう」「そもそもエギはどう選べばいいの?」と感じている人も多いはず。結論から言うと、ヤリイカエギングのエギ選びで重要なのは以下の3つのポイント。

  • ド派手なカラーや夜光テープ
  • ラトル入りやダート性能の高い、ハイアピールモデル
  • 何より大事なのがフォール姿勢が良いこと

これらを押さえるだけで、ヤリイカエギングの難易度はグッと下がります。

本記事では、ヤリイカエギングにおけるエギの選び方を基礎からわかりやすく解説しつつ、それぞれのポイントに合ったおすすめのエギも併せて紹介していきます。

これからヤリイカエギングを始めたい人はもちろん、「やってはいるけどいまいち釣果が伸びない」と悩んでいる人に少しでも参考になれば幸いです。

アオリイカエギングとの違いを"生態の違い"から考える

アオリイカとヤリイカは、共通する生態はあるものの、エギングで狙う上で無視できない差がいくつかあります。

項目ヤリイカアオリイカ
行動範囲基本は沖の深場
沿岸が低水温になると産卵のため接岸
温暖な海域を回遊
春や秋は浅場にもいる
活動時間帯ほぼ夜基本は夜、日中活発な個体もいる
群れの作り方巨大(数百~数千規模も)多くても十数匹まで、単独行動も行う
エサに対する性格獰猛、群れで効率よくエサを獲らなければならないとても獰猛、縄張り意識が強く群れの中で"エサを触る順番"のようなものがある
生態目が良い、暗視が得意目が良い上に動体視力も高い、暗視も得意

アオリイカは温暖な海域を回遊し、春や秋には浅場にも姿を見せます。群れは作るものの、その規模は小さく単独行動も可能。さらに他のイカと比べて動体視力が非常に高く、エサを追い、見極める能力に優れています。このため、獲物をじっくりと観察し、違和感があれば見切るグルメハンターのような性能を持っています。

一方でヤリイカは、基本的に沖の深場を回遊し、暗所で夜間に巨大な群れを作って行動します。この環境では、1匹1匹がじっくりとエサを選んでいる余裕はありません。闇夜という限られた視界の中で、群れの中の競争に負けないよう、いち早くエサの存在に気づき、効率よくエサを捕食する能力が求められてきました。

その結果、ヤリイカは「暗闇の中で落ちてくる弱ったエサ」や「発光しながら水中を浮遊する甲殻類」を素早く見つけることに長けた生態へと進化しました。フォールやステイなど"静のアクション"に反応が良いのはこのためです。

これらの"生態としての違い"を理解しておくことで、ヤリイカエギングでのエギの選び方やアクションの付け方に一層厚みを加えることができそうです!

エギは"マッチ・ザ・ベイト"で選ぶ|ヤリイカにとってのマッチ・ザ・ベイトとは?

アオリイカエギングでは「見せ方」「自然さ」「違和感のなさ」がエギを選ぶ決め手になってきます。一方で、ヤリイカエギングで大切なのは、とにかくエギの存在に気づいてもらうことです。

  • 深場・暗所でも存在をアピールできること
  • 落ちてくる"弱ったエサ"を連想させること

この条件が満たされれば、ヤリイカの群れの捕食スイッチがカチッと入ります。ヤリイカは、アオリイカのようにエギを追い回してから抱くというよりも、フォール中、弱って落ちていく瞬間に反射的に抱くことが多いイカです。そのため、ヤリイカエギングにおける"マッチ・ザ・ベイト"は、

  • オキアミの塊を連想させる「グロー発光・ケイムラ発光」
  • カタクチイワシなどの小魚に似せた「大きすぎないシルエット」
  • 弱った魚や甲殻類に見える「安定したフォール姿勢」

この3点が重要で、これをそのままエギ選びに反映させれば釣果に繋がりやすいというわけです。

ヤリイカエギングに適した号数

産卵のために群れで接岸するヤリイカは、秋のアオリイカのように小型が混じることが少ないため、ベースは3.0号で組むのがおすすめです。海流の強さに合わせて3.5号も投入すると良いでしょう。

シルエットの大きさ的には3.0号のほうが、より"マッチ・ザ・ベイト"な大きさなため、フォール姿勢が安定するのを大前提として、なるべく小さなシルエットのものを選ぶと釣果に結びつきやすいです。

ヤリイカエギングのカラー選びポイント

ド派手なカラーで"気づいてもらう"

マッチ・ザ・ベイトの観点やヤリイカの生態から考えると、レッドテープやクリアボディのようなナチュラル系よりも、月明かりや常夜灯下でギラッギラに反射するゴールドテープやホロテープのようなとにかく目立つカラーを選ぶようにしましょう。

虹テープは人間から見ると派手ですが、水生生物にとってはナチュラルな部類になりますので「光り方」をイメージすると選びやすいと思います。

「下地テープ」の考え方がいまいち分からないという方は、こちらの記事も参考にしてみてください!

夜光やケイムラは効果的?発光系エギの考え方

ヤリイカエギングにおいて夜光テープ(グローテープ)ケイムラテープ(紫外線発光テープ)は非常に効果的です。事実、電気ウキで使用される「エサ巻きテーラー(スッテ)」も夜光塗料でビカビカに光っている製品が多いです。

蓄光された光に魚が反応する理由は諸説あって、ハタハタの記事でもよく触れていますが、オキアミなど一部の甲殻類や、ハダカイワシなどのベイトがバイオルミネセンス現象で似たような色に光る点は無視できません。暗闇の海中では「光るエサ」は決して珍しい存在ではないのです。

産卵を控えて接岸したヤリイカの群れから、"一杯を釣る"ためにはとにかく気づいてもらうことが最優先です。夜釣りにおいてグロー発光は抜群の存在感を出すことができます。

同じ考え方で、ケイムラ(紫外線発光)も、月明かりや常夜灯下で非常に効果的です。イカに視認してもらいやすい波長の発色をしてくれるため「目立つのにナチュラル」という相反する性質を実現できます。

「ラトル入り」「ワイドダート」等の高アピールモデル

何度も述べている通りヤリイカエギングは「まず気づいてもらうこと」が最優先です。そのため、ジャークと共に音が鳴る「ラトル入りモデル」や少しのシャクリで幅広いダートが演出できる「ワイドダートモデル」もヤリイカエギングでは高い効果を発揮します。

ライトル入りモデルでは先程紹介したエギ王サーチの他、デュエル EZ-Q ダートマスターシリーズもおすすめです。

何より大切なのが「フォール姿勢の安定感」

ヤリイカエギングのエギ選びにおいて、カラーや発光、ラトルなど様々な要素がありますが、最終的に釣果を分けるのは「フォール姿勢の安定感」です。

これはヤリイカ特有の話ではなく、アオリイカエギングにも共通することです。イカは、エギが上下左右に大きく動いている間(シャクっている間)には、ほとんど触らず、動きが止まり、エギが落ちている最中に抱いてくることがほとんどです。

ヤリイカは特に、エサを効率よく食べることを最優先する生態を持ち、弱ったエサだけでなく、絶命したエサにも躊躇なく食らいつきます。そのため「生きて逃げ回るエサ」よりも、力なく浮遊している"エサに見える何か"を演出することが重要になります。

水面から海底に向かってヒラヒラと落ちてくるもの。
海中や海底で力尽き、動かずに休んでいるもの。

フォールやステイは、こうした食わせの間を作るための時間です。この時の姿勢が不自然だとイカは空腹よりも危険信号を優先するため、スーッと群れごと離れていきます。

また、フォール姿勢の安定感はアタリの取りやすさにも直結します。姿勢が安定しているエギは、「張らず緩めず」の状態を作りやすく、ヤリイカが当たってきたときのわずかな違和感が手元に伝わりやすくなります。

フォール姿勢の安定感は、ヤリイカがエギを抱く理由であり、同時にアングラーがフッキングしやすい理由でもあります。フォール姿勢に定評があり、ラトルあり/なしモデル、ヤリイカエギングに実績のある効果的なカラーラインナップがあるダイワ エメラルダス ステイは数あるエギの中でもかなりおすすめです。3.5号でもゆっくりめので安定したフォールを再現してくれます。

まとめ:パイロットやローテーションの考え方はアオリイカと同じ!

釣り場に立って2~3投はパイロットルアー(アピール力の高いルアー)で高活性個体を探したり、アタリの有無を確かめる。反応が無ければ徐々にアピールを落としたり、アクションを変えたりする…この辺りのローテーションの考え方はアオリイカと全く同じでOKです。

カラーローテーションの基本的な考え方を勉強したい方はこちらの記事も参考にしてみてください👇️

ヤリイカエギングは、"居着き狩り"よりも"群れにあたるかどうか"が大きいので、思ったよりも気長に待つことになることも少なくない釣りです。タックルボックスには「電気ウキ」「ウキ周り小物一式」「エサ巻きテーラー」とエサを入れておくと、群れが来るまでの暇つぶしやボウズ逃れとして楽しめますよ!ギリギリですがエギングロッドでも流用可能です!

気候条件やメインが夜釣りなこと、ラインメンディングなどのテクニックなど、アオリイカと比べると難しいと感じることもあるかもしれませんが、数百~数千の群れで回遊するヤリイカの群れに当たると1投1匹の入れ食いモードに入ることもしばしば

私の地元秋田ではそろそろヤリイカの釣果が聞こえ始めるころ。大漁に備えて、しっかりと準備をしておきたいところです!

ヤリイカエギングのアクションやタックルの選び方はこちらの記事も参考にしてください!

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