【2026年版】ヤリイカエギングにチャレンジ!アクションや釣り方、アオリイカとの違いを解説!

この記事ではヤリイカエギングのコツをまとめています。ヤリイカは冬でも狙えるエギング対象。タックルはアオリと同じでOK。派手系エギ+テンションフォール&長めステイ、怪しきは即アワセで釣果UP。
この記事はこんな人におすすめ
・ヤリイカをエギングで釣りたい、冬でもエギングがしたい
・ヤリイカエギングでのエギの選び方を知りたい
・ヤリイカエギングのアクションや釣り方を知りたい
【この記事の結論!】
ヤリイカエギングのタックルや、基本的な釣り方はアオリイカエギングと同じです!アオリイカよりも難しいと言われるヤリイカエギング。アクションやエギ選びなど、ポイントさえ押さえておけば釣り方自体は難しくありません。群れで移動するため1匹釣れれば爆釣必至、冬もエギングを楽しみましょう!
ヤリイカをエギングで釣る|冬もエギングがしたい!
秋田のアオリイカエギングがひと段落し、港は一気に静かになりました。今年のアオリイカは釣れ始めが遅かったものの、その分シーズンが長くきた日本でも良型が多く釣れた当たり年。満足のいく秋を過ごせた人も多いのではないでしょうか?
そんな中、SNSを覗くと聞こえてくるのが「次はヤリイカ」「冬はヤリイカエギングでしょ」という声。一方でヤリイカエギングと聞くと「難しそう」「上級者向け」といったイメージを持たれがちなのも事実です。
正直言うと、そこまで身構える必要はありません。実際初心者の私でも普通に釣れますし、ポイントさえ押さえれば、アオリイカエギングとの共通点はかなり多いです。タックルセッティングはアオリイカと全く同じでOK。ロッドもリールもラインも、そのまま流用できます
必要なのは、
- エギの選び方にほんの"一工夫"を加えること
- アクションを少しだけ調整すること
- 小さなアタリを意識して、しっかり合わせること
たったこれだけです。シャクって落として合わせる、基本はアオリイカエギングと同じです。
もちろん、「アタリが小さい」「バラしやすい」といったヤリイカ特有の難しさはあります。ですが、それも含めてポイントを知っていれば、決してハードルの高い釣りではありません。
この記事では、「冬でもエギングを楽しみたい」という人に向けて、ヤリイカエギングの基本的な考え方・タックル・エギ選び・アクションまで、初心者目線でわかりやすく解説していきます!
さぁ、冬の漁港へ。
ヤリイカエギング、いっくよ~🦑
基本のタックルセットはアオリイカと同じ!
ロッド・リール・ライン|アオリイカと全く同じでOK
ロッド
アオリイカに使っている8ft台・ML~MクラスのエギングロッドでOK。強いていえば大型も小型も混ざるので、バットパワーがあるMクラスがあると安心。私はエメラルダスX 8.6-MLを使っていて、MLでも全然大丈夫です。インターラインモデルは強風時でもトラブルが少なく、アタリも取りやすいのでおすすめです。
リール
0.6~1.0号のPEラインが150~200mほど巻ければOK。番手でいうと2000~2500番台。シャクり疲れないよう軽さを重視して選ぶと後悔しません。ダブルハンドルはタックルバランスが良くなり、小さなアタリに即座に反応できるのでおすすめ。ダイワ レガリスLTやシマノ サハラあたりがコストパフォーマンス抜群で、標準でダブルハンドルの設定もあり扱いやすいです。
ライン
風があると0.6号でも1.0号でも風の悪影響は変わらないので、より鮮明にアタリが取りやすい0.6~0.8号がおすすめです。
エギの選び方|ド派手なカラーや夜光・ケイムラがおすすめ!
ヤリイカ用のエギというものはなく、アオリイカに使っていたものをそのまま使ってヤリイカを釣ることができます。
ただし、次の3点を押さえておくと、より多くの釣果を期待できます!
- とにかく目立つド派手なカラーや夜光モデル
- ラトルや幅広ダートなどのハイアピール系
- 流れが強くても沈下姿勢が安定するもの
釣り場に着いたら、アオリイカと同じようにアピール力の高いエギ王サーチやエギ王LIVEなどを使ってアタリの有無を確かめます。ヤリイカは数百~数千の群れを作ることもあるので、まずは定石通りに活性の高い個体を、アピールエギで刈り取りしましょう。
また、沈下姿勢の安定性は、キレのあるシャクリよりもステイで抱かせることが重要なヤリイカ釣りでは、1と0くらい大きな差があります。
ヤリイカが好むのはカタクチイワシなどの小魚やエビなどの甲殻類で、大きすぎないシルエットは重要です。これとフォール時の姿勢安定を高次元で両立してくれるエメラルダス ステイは、私もヤリイカ釣りで愛用しています。
年内にはヤリイカエギングで釣れるエギカラーをまとめた記事を公開しますので、今しばらくお待ち下さい!
ヤリイカエギングのアクション
シャクリはメリハリを付ける|活性や群れの濃さを意識して!
ヤリイカエギングのシャクリ方は2種類に分けて考えると分かりやすいです。
ジャキジャキに激しくシャクリまくる
アオリイカエギングの倍ぐらい激しくシャクるパターンです。このシャクリは、
①釣り場に着いてすぐの様子見
②ヤリイカの群れが濃い時(次々と釣れる時)
③ヤリイカの活性が高い時(ビシバシ当たる時)
にそれぞれ効果的です。とにかく目立たせて、遠くの高活性ヤリイカに気づかせる。産卵行動で接岸しているヤリイカの群れの中には、必ず高活性の個体がいます。それを効率よく狩っていくための「攻めのシャクリ」です。
この場合は、少しだけドラグを締めて調節しておきましょう。また、アオリイカは平均的に2~3回シャクってフォールすることが多いですが、高活性ヤリイカを狙う時はテンポよく5~6回シャクると、その後のフォールでツンツン当たってきますよ。
力を入れず手首のスナップだけで優しくシャクる
この時はドラグを緩めておきます。アオリイカエギングと同じくらいで、手首のスナップでシャクった時にわずかにドラグが出るくらいが目安です。
④様子見後、アタリがない時
⑤アタリはあるが乗らない(低活性と思われる時)
⑥釣れるが、続かない(群れが薄い時)
このような低活性時は柔らかくシャクるのが基本的なアクションになります。
ヤリイカの食性から考えると…
ヤリイカは寿命が短く、1年でその一生を終えます。そのため群れで効率よくエサを獲る傾向が強く、ビュンビュン逃げ回る生きの良いエサよりも、動きが鈍い甲殻類や、泳ぎがヘタではぐれた小魚を見つけた時のほうが捕食スイッチが入ります。
そのためよほどの高活性個体でない限りは④⑤⑥のような静かなアクションの方が釣れやすい場合が多いです。他にもエギを上下させずにステイさせて食わせの間を与えたり、浮いてこないくらいゆっくりただ巻き(一番アタリが取りやすい)するといった、ハードルアーのような動かし方も効果的です。
ただし、最初から④⑤⑥のような静かなアクションでは、ヤリイカに見つけてもらうのが大変。①②③で寄せて、④⑤⑥やステイ・ただ巻きで仕留めるという考え方でプレイすると再現性が得やすいです。
フォール中は必ずラインメンディング
冬型の低気圧が強い時は、風の影響が無視できません。風があると水中に入っていない部分のメインラインが風に引っ張られてエギが沈まなかったり、フォール姿勢が崩れたりします。これがヤリイカ釣りの難しさの所以です。
一番は「風のない日にやる」のが楽ですが、冬は風が強いのが日本列島の常ですので、少しでも風がある時は、
- キャストしたら、余分に出たラインを巻き取って糸ふけをなくす
- その状態でロッドを下げて、出たラインが水面に付着するよう操作する
- アタリを待つ
というラインメンディングというテクニックを使ってエギをしっかりと沈めましょう。ヤリイカエギングは、このラインメンディングがいかに上手にできるかが釣果を分けるといっても過言ではありません。
難しいと感じる人は、風のない日を選んだり、風裏になる場所を選ぶなどして風対策をしましょう。
なるべくテンションフォールで待つ
ヤリイカのアタリは、アオリイカ同様に色々なパターンがあります。
- イカパンチ → 竿先に「チョンッ」
- エギを抱いて持って行く → 竿先が「ヌーッ」と引っ張られたり、緩んでいた糸が張る
- 抱き上げ → 張っていた糸が「フッ」と緩む
イカは「エギがフォールしている最中にアタックしてくる」ので、すべてのアタリを手元に感じるためには糸を張った状態にしておく必要があります。なるべくテンションフォールでアタリを手元で感じられるように意識しましょう。
「竿をガッチリ持ってビンビンに糸を張る」ではなく、「張らず緩めず、引っ張られてもわかるし緩んでもわかるぐらいの優しい張り具合」が理想的。ビンビンに張っているとイカが引っ張った時合わせを入れる前にエギを離してしまうためです。
アオリイカと比べると、ステイやフォールの時間を長く取ることが多いヤリイカエギングにおいては、いかにフォール中のアタリを逃さないかが釣果を分けることになりそうです。
「怪しきは罰せよ」の精神で合わせる
とはいうものの、私自身も、シーバスやメバルのルアー釣りに慣れている分、「イカのアタリ」というものが未だにしっくり来ていません。エギング中も「これは…アタリなのか?」と思う場面もかなり多いです。
それでもエギングで釣果を伸ばせたのは、「怪しきは罰せよ」の精神で合わせを入れまくっているから🤣です。
これ、個人的には結構大事だと思っていて、純粋にアタリを逃さないという点ではもちろん大切ですし、空振りしても「今のはシャクリですけど?」と心のなかで自分を納得させることができます。
このように、怪しいと思ったらすぐに合わせてみるというのは、釣果を伸ばす一番の近道だと思っています。
ヤリイカエギングで有望な場所
アオリイカでの有望スポット+水深がある場所
ヤリイカは、産卵場所を求めて回遊しています。そのため、産卵床になる藻場がある場所、回遊ルートになるだけの潮通しの良さがある場所は絶対条件。これは、アオリイカとかなり共通しています。秋(または春先)にアオリイカの釣果実績が高い場所は、そのままヤリイカの有望スポットになるポテンシャルがあります。
これに加えて、ヤリイカは水温が安定しやすい深場を好む傾向が強いです。彼らは卵を産む場所を探している最中ですから、孵化した後の仔イカがすぐに死滅してしまうような水温変化が激しい場所は、通り道にはなるかもしれませんが、長く居座ることはありません。
そのため、アオリイカの実績がある場所のうち、潮通しが良い場所か、水深がある(最低でも8~10m)場所がヤリイカエギングにとって最も有望なポイントになります。
風向きや海流の向きもポイント選びの参考に
エギングでヤリイカを狙う場合、風の影響は絶対に無視することができません。そのため、北西の風を背負える山あいや堤防などの建造物がある場所は「釣りがしやすい」という意味で選ぶべきポイントとなります。
ジグ単でやるメバリングやアジングほどではありませんが、ヤリイカエギングも同じように風の影響は悪い方向に働くことが多いです。それも踏まえてポイント選びができると、一段上の釣果にたどり着くことができると思いますよ。
ヤリイカエギングまとめ|冬もエギングを楽しもう!
ヤリイカは「冬でもエギングが成立する」ありがたいターゲットです。タックルはアオリイカ用をそのまま流用できるので、始めるハードルは思っているほど高くありません。
釣果を伸ばすコツは、次のポイントを押さえることです。
・タックルはアオリイカ用でOK(8ft台ML〜M+2000〜2500番+PE0.6〜0.8号が目安)
・エギは派手カラー、夜光・ケイムラなど“見つけてもらう”工夫をする
・シャクリは状況で強弱を付け、フォールとステイでしっかり抱かせる
・風がある日はラインメンディングで沈めて姿勢を安定させる
・アタリは小さいので「怪しきは罰せよ」で即アワセ(空振り上等!)
ヤリイカは群れで回遊するため、1杯釣れれば連発のチャンスも十分あります。冬の静かな港でもエギングを楽しみたい人は、ぜひ今回のポイントを意識してチャレンジしてみてください。
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