【UC闘病体験日記】トレムフィアによる治療が始まったので副作用調べてまとめてみた。

潰瘍性大腸炎|UC闘病体験日記,ヘルスケア|こころと身体の備忘録

潰瘍性大腸炎の闘病体験日記「トレムフィアによる治療が始まったので副作用を調べてまとめた」のアイキャッチ画像。トレムフィア(グセルクマブ)による治療開始をきっかけに、注射部位反応・頭痛・下痢・関節痛などの副作用や発現頻度、重大な副作用について公的資料をもとに調査した記事。ミントグリーンを基調としたデザインで、左下には家族3人のイラストが描かれている。

潰瘍性大腸炎の治療をステラーラからトレムフィア400mg皮下注射へ変更。副作用には何がある?PMDAの添付文書をもとに、注射部位反応・頭痛・下痢・関節痛などの発現頻度、重大な副作用を表で整理しました。感染予防の注意点や臨床試験の改善率も、UC患者の目線でまとめています。

あきたりょう
あきたりょう

この記事はこんな人におすすめ

✅️ トレムフィアの副作用を簡潔に知りたい人

✅️ トレムフィアによる治療を始める人、始めた人

✅️ UCの治療薬を変更する予定がある人

【筆者のUC治療遍歴】

2020年に潰瘍性大腸炎と診断。5-ASA製剤やステロイドで治療するも再燃を繰り返し、全大腸炎型に。5-ASA不耐症も経験。JAK阻害薬ジセレカ、ステラーラ約1年を経て、現在はトレムフィア400mg皮下注射で治療中。

ビギナーズノート
ビギナーズノート

UC闘病体験日記シリーズ最新記事はこちらからどうぞ

📲スマホ読者の方
上部の「サイドバー」から目次を開けます
読みたいところにすぐ飛べます⛷️

ステラーラからトレムフィアへ|400mg皮下注射で治療開始

約1年間にわたって続けてきたステラーラ(ウステキヌマブ)による潰瘍性大腸炎の治療ですが、効果不十分で中止、新たに「トレムフィア」という生物学的製剤へ変更することになりました。

調べてみると、潰瘍性大腸炎の治療薬としては歴史が浅く、かなり新しい薬なんですね。

トレムフィア(一般名:グセルクマブ)は、炎症に関係する「IL-23」という物質の働きを抑える薬。

日本では2018年から乾癬(かんせん)などの治療に使用されており、潰瘍性大腸炎の治療薬としては2025年3月に承認された。400mgの皮下注射による寛解導入療法は、2026年2月に承認。

もはや「さっき」くらい最近でした。あ、ステラーラの体験談は、こちらの記事で紹介しています。

▼潰瘍性大腸炎の治療でステラーラを1年間使った話はこちらから👇️

さて、新しい薬を使うとなれば、気になるのは薬の副作用です。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)が公開している添付文書などをもとに、トレムフィアの副作用について調べて、まとめてみました。

📲スマホ読者の方
上部の「サイドバー」から目次を開けます
読みたいところにすぐ飛べます⛷️

結論、トレムフィアにはどんな副作用がある?

トレムフィアには、注射部位の腫れや痛み、感染症、頭痛、関節痛などの副作用が報告されています。

PMDAが公開している添付文書をもとに、副作用の種類と発現頻度を一覧にしてまとめてみました。

区分副作用発現頻度
重大な副作用重篤な感染症頻度不明
重大な副作用重篤な過敏症(アナフィラキシーなど)頻度不明
重大な副作用肝機能障害(自己免疫性肝炎など)頻度不明
注射部位注射部位反応(赤み・腫れ・痛みなど)3%以上
感染症気道感染3%未満
感染症白癬感染(水虫・たむしなど)3%未満
感染症単純ヘルペス3%未満
感染症胃腸炎頻度不明
神経系頭痛3%未満
消化器系下痢3%未満
筋骨格系関節痛3%未満
血液検査トランスアミナーゼ上昇(AST・ALTなど)3%未満
血液検査好中球数減少3%未満

出典:PMDA「トレムフィア皮下注 添付文書」2026年9月改訂・11.副作用

※発現頻度は添付文書に記載されている区分です。潰瘍性大腸炎に対する400mg皮下注射だけの発現率を示したものではありません。また、「頻度不明」は副作用が発生しないという意味ではなく、発現頻度を算出できないことを表しています。

特に注意したい重大な副作用

トレムフィアの添付文書には、次の3つが「重大な副作用」として記載されています。

重大な副作用主な症状・注意点発現頻度
重篤な感染症高熱、悪寒、長引く咳、強い倦怠感など頻度不明
重篤な過敏症じんましん、顔や喉の腫れ、呼吸困難など頻度不明
肝機能障害強い倦怠感、食欲不振、黄疸など。無症状の場合もある頻度不明

重篤な感染症

トレムフィアは免疫の働きに関係する薬であり、ウイルスや細菌、真菌などによる重い感染症に注意が必要とされています。
また、過去に結核に感染したことがある場合、結核が再び活動化する可能性も指摘されています。

重篤な過敏症

アナフィラキシーなどの強いアレルギー反応が報告されています。
じんましんや発疹のほか、顔や喉の腫れ、呼吸困難などが現れることがあるそうです。

肝機能障害

自己免疫性肝炎などの肝機能障害が報告されています。
実はこの副作用、2026年7月の添付文書改訂によって「重大な副作用」に追加されたものなんだそう。
肝機能障害は自覚症状がない場合もあるため、添付文書では定期的な肝機能検査を行うよう注意喚起されています。

個人的に気になる副作用

① 頭痛

頭痛は、片頭痛や風邪などでも起こる身近な症状です。
そのため、仮にトレムフィアの副作用として頭痛が現れたとしても、普段の頭痛と区別するのは難しそうだと感じました。
いつもと違う痛み方をしていないか、頭痛が起こる頻度や持続時間に変化がないかなど、気にかけておきたいと思います。

② 下痢

潰瘍性大腸炎の患者として、特に気になる副作用の一つです。
というのも、下痢は潰瘍性大腸炎そのものの症状でもあるため、薬の副作用なのか、病気の影響なのかを判断するのが難しいと感じています。

私は普段から排便回数や便の状態を毎日記録していますが、こうした記録を今後も続けることが大切だと改めて思いました。

③ 関節痛

現在、両膝と右股関節に関節痛あり。
ただし、この関節痛はトレムフィアを使用する前、ステラーラによる治療を続けていた頃から発生しているものです。
そのため、単純にトレムフィアの副作用だと考えてはいません。

関節痛については主治医にも報告済みで、現在は無理な運動を控え、次の注射まで様子を見ています。
いずれの症状についても、薬の副作用なのか、それ以外の原因によるものなのかを自分で判断するのは難しいところです。

何はともあれ…日常生活での感染予防は引き続き徹底。

おそらくUC患者の皆さんは、主治医から口酸っぱく「感染症には十分注意するように」と言われていることと思います。

トレムフィアに限らず、ステロイドやJAK阻害薬など、潰瘍性大腸炎の治療では免疫の働きに影響する薬を使用することが多くあります。

そのため、結核やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などだけでなく、日常生活でかかる普通の風邪にも注意が必要だと感じています。

もちろん、薬によって感染症のリスクは異なりますが、日頃から感染予防を心がけることは共通して大切だと思います。

トレムフィアの患者向け公式サイトでも、次のような感染予防が呼びかけられています。

  • 外出後の手洗い・うがい
  • 感染症の流行期や人混みでのマスク着用
  • インフルエンザワクチンの接種について主治医に相談する

どれも基本的なことですが、治療を安全に続けるためには、こうした日々の積み重ねが大切なのだと思います。

私自身も、手洗い・うがいなどの感染対策を引き続き徹底し、発熱や咳など、普段と異なる症状が現れた場合には、早めに主治医へ相談するよう心がけたいと思います。

潰瘍性大腸炎への治療効果にも期待したい

副作用についていろいろとまとめてきましたが、やはり一番期待しているのは潰瘍性大腸炎の症状改善。

トレムフィアの治療効果についても調べてみました。

国際共同III相臨床試験「ASTRO試験」では、中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者を対象に、400mgを初回・4週後・8週後に皮下注射し、12週時点での治療効果を評価しています。

その結果がこちら👇️

評価項目トレムフィアプラセボ
臨床的寛解27.6%6.5%
臨床的改善65.6%34.5%

臨床的寛解は試験で定められた寛解基準を満たした状態。
臨床的改善は寛解には至っていない患者も含め、病状が一定以上改善した状態です。

つまり、6割超の人が「トレムフィアでUC症状の改善が認められた」ということです。

臨床試験では治療効果が確認されているものの、当然ながらすべての患者に効果が現れるわけではありませんし、トレムフィアが自分にどの程度効いてくれるのかは、まだわかりません。

それでも、新たな治療が良い結果につながってくれることを期待したいと思います!

まとめ|副作用が疑われる症状は主治医に早めの相談を

今回は、トレムフィアによる治療開始をきっかけに、公的資料をもとに副作用について調べてみました。

トレムフィアには、注射部位反応や頭痛、下痢、関節痛などの副作用が報告されており、重篤な感染症や過敏症、肝機能障害にも注意が必要とされています。

私自身、今後も体調の変化を記録し、気になる症状があれば主治医に相談していきたいと思います。

また、日頃の感染予防も引き続き徹底していくつもりです。

約1年間続けたステラーラでは十分な効果が得られませんでしたが、トレムフィアによる新たな治療が、少しでも症状の改善につながってくれることを期待しています!

今後、治療経過や副作用について十分な記録が集まったら、改めて体験談として紹介したいと思います。

参考文献📚️

  1. PMDA「トレムフィア皮下注 添付文書」(2026年9月改訂)
    https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/800155_3999446G1021_1_15
  2. ヤンセンファーマ「トレムフィア適正使用ガイド」(2026年7月作成)
    https://www.pmda.go.jp/RMP/www/800155/28f49e59-6f4b-4aad-b420-3ec6b64de466/800155_3999446G1021_02_003RMPm.pdf
  3. Johnson & Johnson「トレムフィア 潰瘍性大腸炎への適応承認」(2025年3月27日)
    https://www.jnj.com/innovativemedicine/japan/press-release/20250327-3
  4. Johnson & Johnson「トレムフィア 皮下注射による寛解導入療法の承認」(2026年2月19日)
    https://www.jnj.com/innovativemedicine/japan/press-release/20260219
  5. トレムフィア公式サイト「日常生活での注意点」
    https://www.tremfya.jp/pts/uc/precautions/daily_life.html

※2026年11月時点の公開資料を参照しています。

UC闘病体験日記シリーズ最新記事はこちらからどうぞ

SNSも良かったらフォローお願いします🕊

あきたりょう|UC×2歳娘のポンコツ父ちゃん

2歳娘のポンコツ父ちゃん👶🏻🔰|外車ディーラー5年🚗個人経営の塾講師10年📚→専業主夫(今ここ)|💊潰瘍性大腸炎(全大腸炎型中等症)|海釣りキャンプDIY|blog📖闘病体験日記や趣味のこと、教育のことを備忘録として書いてます|無言フォロー、突然のコメントご容赦下さい🙇‍♂️