初心者でも狙える!予算2.5万円でシーバス釣りを始めよう!
・シーバスのルアー釣りをやってみたい
・身近な大物を釣りたい
・どんな道具を揃えたら良いか知りたい
・タモとかペンチとかいるの?いらないの?
※商品リンクは2020年8月現在のものです。
ソルトルアーゲームの超人気ターゲット、スズキ。
ひとたびフッキングすればパワフルな引きに豪快なジャンプ。スリル満点の駆け引きを展開するパワーファイターです。
この記事ではそんなシーバス釣りに必要な道具は何なのか?全部でいくらかかるのか?という疑問に答えていきたいと思います。
結論から言うと最低限必要なモノは「ロッド」「リール」「ライン」「ショックリーダー」「ルアー」「プライヤー」「フィッシュグリップ」の7種類、合計で約25,000円程度あればそれなりのものが揃います。
足場の高い場所がメインになる場合は「ランディングネット」は重要度が高いため、追加で2,000~15,000円程度かかります。
これからシーバス釣りを始めてみたい人は参考にして下さい。
シーバス(スズキ)の魅力
身近に釣れる大物。それがスズキ。スズキ目スズキ亜目スズキ科スズキ属。
名前の由来は鈴木さんではなく、その身がまるで「濯ぎ(すすぎ)洗ったよう」に綺麗だから、なんだとか。
個人的にはあらゆる魚の中でトップクラスにかっこいいビジュアルだと思っています。
初心者でも、サビキ釣りなり投げ釣りなりでたまたま大物を釣ってしまった人は分かると思いますが、大物を掛けた時のあのスリリングなファイトは一度味わってしまえば到底忘れることができないほどの快感です。
狙って釣り上げた時の喜び、感動はそれをさらに上回ります。
シーバスは警戒心が強く賢いため、まずバイトからフッキングに持ち込むまでが大変。
掛けてからも豪快なパワーファイトやエラ洗いでフックアウトすることも多い。
そんなシーバスを釣り上げて一体誰が嬉しくないというのでしょうか?
それが、シーバス釣りの魅力そのものなのです。
初心者でも釣れるのか?
釣れます。
最低限必要なファクターは「道具」と「場所(情報)」と「運」です。
中でも特に重要なのが「場所(情報)」で、これを知っているのと知らないのとでは天と地あるいは月とスッポンぐらいの差があります。
場所によってはウェーディング(専用のお腹まである長靴を着て入水して釣りをすること)が必要なところだったりするので、情報は正確に掴みましょう!
身近な釣具屋さんと仲良くなって、おすすめの場所を聞き、実際に足を運び、ボウズでも釣果報告をし、アドバイスをもらいましょう。
※ボウズ報告は結構大切です。釣具屋さんも信用を失うわけにはいかないので、いろいろ教えてくれますよ!
※ちなみに、秋田市エリアであれば「セリオンふ頭」「五万トン岸壁(通称軍艦)」、男鹿市エリアであれば「脇本漁港」「船川港船着き場(通称ヨの字)」あたりが初心者にはおすすめです。
「運」については普段から貯めておくか、事前に踏んでおいてください(笑)。
この記事では絶対に間違いのない「道具」を紹介していきます!
揃えるべき道具
ライフジャケットや夜釣り用のヘッドライト等の安全装備は省略していますが、安全第一ですので必ず揃えていきましょう!
ロッド … 専用のシーバスロッドがおすすめ
シーバスロッドでも、エギングロッドでも大丈夫。9ft前後のルアーロッドであればショアジギング用の硬い竿でも代用可能。
でも、シーバスロッド自体が汎用性の高いロッドなので、シーバスロッドを用意するのがおすすめです。
シマノのルアーマチックのような汎用ルアーロッドも◎。
ティップはできればソリッドティップ。シーバスはショートバイトも多い魚なので。特に記載のないものはチューブラーですが、現状主流ではあるのでそれでもOK。
ロッドパワーはML。Mでも良いけど、釣り倒していくと結局柔らかいロッドを求めてしまうので、初めの1本はMLがおすすめ。
レングス(長さ)は9ft前後。通う場所が小場所なら8ft台、サーフなど少しでも遠投したいなら10ft近く。
ルアーウェイトは7~35gのものが汎用性が高いと思います。実際に投げるルアーが、ベイエリアでは7~20g程度なので。
そんなわけでビギナーズノートからのおすすめは「ダイワ リバティクラブ 86ML」。
その他だとメジャークラフトの「ファーストキャスト」やシマノの「ルーアマチック」シリーズもおすすめ。
リール … 3000番クラスのスピニングリール
シーバスゲームで使用するのはPE1.0号が150~200m巻ける3000番クラスのリールです。
ドラグ(ほとんどのリールに搭載されている)の他に欲しい機能としてはレバーブレーキ等がありますがこれからシーバスゲームをスタートする人は最低限の機能だけで十分です。
ビギナーズノートからはダイワ レガリスLTをおすすめします。
ダイワ独自のコンセプト「LT」とは「Light & Tough(軽くて丈夫)」の頭文字で、扱いやすく多少雑に扱ってもよほどのことがない限り壊れません。
シャワー洗浄が可能なためメンテナンスがしやすいのも◎。
シマノだと「サハラ」シリーズもおすすめ。必要最低限の機能が揃い、価格もリーズナブルな入門にピッタリの名機です。
ライン … 1号前後のPEライン200m
シーバスゲームで使用するのは0.8~1.5号のPEライン。200mあれば安心。
感度や飛距離の面で有利なためできるだけ細い号数を選ぶのがセオリー。
PEラインを初めて扱うようであれば1.0号、ある程度PEラインのキャストに慣れていれば最初から0.8号でもOK。
よほど根の荒いエリアでなければ0.6号でも十分な強度があるので、慣れてきたらラインを細くしていく感じで。
※筆者愛用
ショックリーダー … 20lb前後のフロロカーボン
メインラインの太さに合わせます。
メインライン | ショックリーダー |
PE 0.6号 | フロロカーボン 12lb |
PE 0.8号 | フロロカーボン 16lb |
PE 1.0号 | フロロカーボン 20lb |
※筆者愛用
ルアー … フローティングミノーとシンキングペンシルを最低1つずつ
シーバスを最も釣りやすいのは河口付近かそれに近いベイエリアでのナイトゲーム。
それを想定して使用頻度が高いフローティングミノーとシンキングペンシルを1つずつ用意しましょう。
本当は表層より下を探れるバイブレーションやシンキングルアーも欲しいところですが、始めのうちは表層狙いに特化した方が良いです。
理由は2つあって、一つ目はやる気がある活性の高いシーバスは夜になると浮いてくるため。
ボトムにいる個体はやる気がない個体も多く初心者にはいささか釣りづらいですが、表層をウロウロしている個体は食い気が立っているため居れば釣れるものが多い。
始めのうちはそういう釣りやすい個体に絞って狙ってみましょう。
二つ目の理由は根掛かりが怖いからです(笑)。
お財布が寂しくなってしまいます。
ルアーセレクトに関してはこちらの記事も参考にして下さい
プライヤーとフィッシュグリップ … 危険防止のため
Amazonでセット¥2,000ほどでよさげなのがありました。プライヤーは100均のペンチでも代用可能です。
30cm前後のセイゴでもランディング後はよく暴れるため、素手で針を外そうとすると大変危険です。
エラ蓋はカミソリのようにスパッと切れますし、ヒレは棘状になっていて毒はありませんがめちゃくちゃ痛いです。
一番危険なのはルアーのフックで、魚が暴れた拍子に手などにぶっ刺さることがあり、舐めてかかると本当に流血します(経験者は語る)。
悪いことは言いませんので、必ずフィッシュグリップで魚を固定し、プライヤーで針を外すようにして下さい。
※フィッシュグリップは必ずベルトループやDカンにカラビナで固定しておきましょう。ツルっと滑ると大変です。
※場所によっては必須※ ランディングネット
折りたたみ式のものはネット+ジョイント+ポールの3点セットが必要です。だいたい¥15,000くらいかかります。
※ネットは網の部分、ジョイントは折れ曲がる部分、ポールは伸びる持ち手の部分
ラインディングネットは釣り場の高さに合わせて用意する必要があり、一般的な堤防では5mクラス、高い堤防だと7mクラスが必要。
大は小を兼ねると思ってお高い7mクラスを買うと扱いづらかったり、かといって短いものではとどかねぇ\(^o^)/となるので、自分の通う釣り場に合わせて慎重に考えて購入するべき。
正直釣り場に通って初めて「○○mにしとけば良かった!」となった経験が多いため、ある程度経験を積んでから、必要なものを考えて買った方が良いと思います。
キャストする前に「もし釣れたらどこに誘導して、どうやってランディングするか?」をイメージしておけば、よほど足場が悪くない限り(少なくとも秋田エリアでは。この時もフィッシュグリップが活躍します!)キャッチできるはずですので、掛けた後のイメージを必ず持っておくようにしましょう。
心配な人は1.5mクラス~振出3mクラスであれば安く買えますので、そちらを用意しておくと安心です!
まとめ
最初の1匹に出会うまでは「これで合ってるんだろうか現象」に見舞われ大変だと思いますが、大切なのは「釣れる場所に通うこと」です。
釣れやすいシーバスが自分のタイミングに巡ってくるかどうかは運要素も深く絡みますので、根気強くトライしましょう!
揃えるものを揃えたら後は出会うだけです。
ミノーやシンキングペンシルをゆっくりただ巻きしていると、ゴゴンッ!と独特のアタリが手元に伝わってきますよ。
頑張って下さいね!