2025年12月 秋田ハタハタ釣り接岸予測と揃えておきたい仕掛けまとめ!

秋田ハタハタ釣り情報,秋田 釣り備忘録|シーバス・エギング・ライトゲーム etc

秋田 季節ハタハタ2025年の情報シリーズ、接岸予測と必要な道具をまとめた記事のアイキャッチ画像。

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あきたりょう
あきたりょう
【2025年最新秋田ハタハタ釣り情報!】
秋田・男鹿・本荘・金浦・八森・岩舘
各地のハタハタ釣果情報と接岸状況をまとめてお届けします!

そろそろ始まる秋田の冬の風物詩─ハタハタ釣り2025年シーズン!
今年も各釣具店が準備ムードで大忙し。毎年シーズン中はケミホタルや丁度良いサイズのオモリは欠品続出。
今のうちに仕掛けから防寒対策まで一通り揃えておきましょう!
ビギナーズノート
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2025年ハタハタは秋田に接岸するのか?

ここ数年記録的な不漁が続く秋田ハタハタ漁。かつては秋田市を含む沿岸各地(本荘・男鹿・金浦・八森…)で文字通りお祭り騒ぎだったハタハタ釣りですが、毎年最低記録を更新し続けているというのがここ数年の釣果状況。特に昨年2024年は全体漁獲量17tと最低値を叩き出し、「ハタハタは消えてしまった」と嘆く地元漁師さんの声も聞かれます。

そして気になるのは今年、2025年の秋田ハタハタ接岸予測です。これだけ漁獲量が落ち込んでいるところ、1,000t級へのV字回復はお世辞を言っても見込めないでしょう。

が、逆に言えば昨年の17tは確実に最低クラス。これ以上釣果が悪くなることはさすがに無いでしょう。2025年は「2/3/4年魚回帰!中小部隊ワンチャン接岸」と、希望も含めて予想したいと思います!

産卵によるハタハタ接岸条件おさらい

様々な要因が複雑に絡んでいると言われています。裏取りができないのは自然の面白さであり難しさですね。

①11~12月の海水温

ハタハタの産卵にとって理想的な海面温度は10~12℃と言われており、様々な分野で「海水温が高い」と嘆かれる昨今の状況はハタハタ接岸において完全に逆風。

ただ、よくよく調べてみると、突出して異常高温の年があるだけで、豊漁・不漁の間に明確な「海面温度による影響」は見られないように思えました。(ほかの要因もたくさん絡んでいるということですね!)

(タップorクリック)表で確認:秋田ハタハタ漁獲量と海面温度

海面温度は男鹿市鵜ノ崎海岸のデータを使用。12.5℃以上は太字。

西暦(年)12月1~15日の平均海面温度(℃)ハタハタ漁獲量(t)
199513.6143
199612.3244
199713.8428
199813.3599
199912.4722
200011.51,166
200111.31,493
200211.31,954
200312.22,957
200413.53,055
200511.92,356
200612.02,584
200711.81,610
200812.72,901
200912.52,530
201013.51,734
201112.81,964
201212.11,307
201312.71,522
201412.21,225
201512.51,124
201611.6845
201711.3481
201812.3612
201912.1775
202012.1443
202112.5304
202212.4176
202313.4111
202413.017
2025(AIの予想)12.9???

寒波が弱いようだと13℃台後半、寒波が2~3回連続するようであれば11℃台まで下がる予想とのこと。
暖冬であっても寒波が来ると海水温はきちんと下がるそうです。

②風向と波(北西の季節風)

北西の季節風が強く吹く日が続くと、海水温が下がるだけでなく沖の群れが沿岸へ押し寄せやすいそうです。ハタハタが「時化と共に来る」と言われる所以ですね。特に北~北西の強風が2~3日続くタイミングがハタハタにとって接岸スイッチになっています。

西高東低の気圧配置になると、北西の季節風が強まりますから、天気予報の気圧配置図にはよく注目したいところです。

③沖合資源量

秋田県沿岸で見られるハタハタは「日本海北部系群」。沖合の漁獲圧・海況・餌環境が翌年の資源量を大きく左右します。沖合トロール量の漁獲量がその年の漁獲規模と相関することが多いそうです。今年はスーパーに沖合のハタハタが並ぶことも多かったですから、この点は期待できるかもしれません!

日本海全体のハタハタに限らない漁獲量でみると、「全体的に周期的な資源低迷期に当たるとみられる」という意見もあるため何とも言えませんが、スーパーで「季節ハタハタではないハタハタ」が売られているのを見ると、期待が高まります!

④世代構成と再生産

ハタハタは2年魚が中心(2歳で成熟→産卵→ご臨終)。
その周期で行けばまもなく個体数の回復が見込めるタイミングです。秋田県のハタハタ漁は資源確保の観点から1歳魚(仔魚)を源確保の観点から獲らない工夫がされており、昨年、一昨年と1歳魚はほとんど見られなかった(秋田県公式HPより)ことから、生き残ったこの子たちがまとまって接岸してくる可能性は十分考えられると思います!

⑤底質・沿岸環境・産卵場(藻場)の変化

ハタハタは産卵場所として沿岸浅場の砂利・岩礁のホンダワラ類を好みます。脇本、船川、椿あたりは工事の手が加わって長い場所もあるため、そういう場所は少し厳しいかもしれません。

特に男鹿南磯~沿岸南方面は藻場が減少しているようで、今年の冬もその状況が続くようであれば産卵場所としては選ばれない可能性はあります。今の内からホンダワラの群生状況だけでも確認ができれば、「もしかしてここハタハタ来るかも?」と準備しておけるかもしれませんね。私もメバリングでもしながら探してみよう。

昨年は底止まり:今年から少しずつ回復することもあり得る!

結論、時化さえ続いてくれれば、昨年17tから一気に1,000tクラスは見込めなくとも、釣果としては満足な程度まで回復する可能性は全然あると思います。昔のように簡単には釣れないかもしれませんが、いつでも出動できるように仕掛けを揃えてガソリンを満タンにしておきましょう!

2025年季節ハタハタ釣り準備:揃えておきたい仕掛けまとめ

※買う前にご自身の在庫はチェックしておくことを推奨。ダブり買いが多い釣りNo.1。No.2はエギング。

基本の仕掛けです。ロッドやリール、ラインは普段使っているものがそのまま流用できます!

  • ロッド:何でも良いですが8ft以上あると足元OK、投げてもOKで取り回しやすいです。
    張りのあるロッドの方が乗せやすいのでエギングロッドやロックフィッシュロッドがおすすめ。
  • リール:フロロ2号以上、PE1号以上の糸が巻ければ何でも良いです。
  • ライン:何でも良いですが、根掛かりしやすい釣りなのでナイロンは使いづらい。
    伸びの少ないフロロやPEがおすすめで、太さは16~20ポンドあれば根掛かり回収が楽。
  • 市販のハタハタサビキ:上州屋のハタハタサビキが十分使いやすいです。ケミホタルができるタイプがおすすめ。
  • ナスオモリ:潮の速さに合わせて、ちゃんと沈むくらいの重さを現地で選びます。
    経験上、軽めの方が釣りやすいです。集魚オモリ(夜光オモリ)で釣果変わります。
  • ケミホタル(ケミカルライト):赤より黄色がよく釣れる気がする。釣り人からの視認性も上がるのでおすすめ。

おすすめ① ハタハタ用サビキ仕掛け

サビキ仕掛けは毎年大量に仕入れが行われるので、各地釣具店で品薄になることは無いとは思います。

玄人はスナップをペンチで外すorスナップの根本で切ることで「根掛かりリスク回避」が常識。道糸に結んだサルカンに仕掛けを直結びすると、スナップ同士をつなぐよりも引っかかりが少なくなり、ロストが減ります。

調べてみたら、まとめ買いするならネットの方が安いようです!釣具店だと、1個500~700円ほどするので、お財布に優しい方を選びましょう。

おすすめ② 集魚オモリ(夜光オモリ)

嘘か真か、集魚オモリと普通のオモリで、友人と2人並んでどっちが釣れるか競争してみたところ、全釣行で夜光オモリの方が30~40%ほど多く釣れました。マジかよ。そんなわけで私もTOUGHシリーズを愛用しています。

ハタハタに限らず海の生き物は光に反応する個体が多いようです。というのと、ハタハタは基本的に泳ぎが下手なので、ついつい光のある方に反応するのだと思われます。日中も深場では活躍するでしょう。

こちらは各地釣具店ではシーズン中売り切れになっていることが多い(特に4~6号)ので、今のうちにネットで買っておくのがおすすめです!

エギングロッドなどのライトタックルでは10号だと重すぎて背負えませんので、重さに合わせてシーバスロッドに変更するなどしてくださいね。

オモリの号数(号)重さ(g)
415.0
518.75
622.5
830.0
1037.5

おすすめ③ ケミホタル(ケミカルライト)

夜釣りが多いハタハタ釣りでは重宝するケミホタル。仕掛けの視認性を高められるのであると便利です。
赤は魚に見えづらいらしく、黄色は釣果が少しだけ上がる気がする。(体感)

こちらも欲しいサイズが売り切れになることが多いので買っておきましょう!

おすすめ④ スピードバッカン(トリックサビキ用)

基本的にエサを必要としないハタハタ釣りですが、釣果がいまいち伸びない時にはトリックサビキがおすすめ。
船川港の備蓄で一人だけ無双しているおじ様に遭遇して以来、ハタハタ釣りではお守りかの如く持ち歩いています。

使い方は簡単で、スピードバッカンにエサ(アミエビやオキアミ)を入れて、仕掛けを通すだけ。
ハタハタは確実に居るけど、いまいち伸びない…という時に使用すると効果絶大です!

お持ち帰り用に:クーラーボックスを忘れずに

大漁に備えてクーラーボックスは大小あった方が確実です。それと、冬の日本海の風をナメてると発泡スチロールなどは飛ばされますので気を付けて。

私は蓋の開け閉めが面倒なので、足で開けられるごみ箱に袋をセットして使っています🤣
これも結構風であおられるので、漬物石やダンベルを入れてから袋をセットすると良い感じです。

防寒対策に:ハクキンカイロがおすすめ

普通の使い捨てカイロは寒さでなかなか温まらないので、ポケットに入れて移動中から温めておくのをおすすめします。
ハクキンカイロは、繰り返し使えてエコ&お財布にも優しく、18時間ほど勝手に発熱してくれるので指先が冷える冬の釣りではめちゃくちゃ重宝します!私もかれこれ7年以上愛用しています。

まとめ:季節ハタハタはきっと来る!いつ来ても良いように準備を

いかがだったでしょうか?秋田の冬の風物詩「季節ハタハタ釣り」、今年も各地(男鹿・本荘・金浦・八森・岩舘など)でどんなドラマが待っているのか、楽しみですね!

仕掛けを買う時は、オモリやケミホタルの在庫切れにご注意を!私は毎年買い足しているので、減らずに増えていくという謎の減少に困っています(自業自得)。

昨年の17tという記録的な不漁を底値として、2025年は北西風・水温・資源周期の条件が揃えば回復の兆しも十分。スーパーの鮮魚コーナーに並ぶ沖合で獲れたハタハタの数を見ても、希望は全然あります!!

どうか今年の季節ハタハタ漁が豊漁になりますように。
ガソリン満タン、仕掛けも満タンにして待つとしましょう!

📚参考文献

秋田県「きょうの水温|美の国あきたネット」 (観測地点:鵜ノ崎海岸/船川港)
(出典:秋田県「きょうの水温」ページ)秋田県公式サイト
※同ページより「表は観測日、午前9時の水温、前年同日の水温、1991〜2020年の平年値の順です」 との注記あり。秋田県公式サイト
引用時点URL:〈https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/2203

秋田県「沿岸域の海面水温情報 秋田県沿岸(131)」
本海域の日別平均海面水温と平年値(1991〜2020年)との差が掲載されている。気象庁データ
引用時点URL:〈https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/series/engan/engan131.html

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