「アルポット」VS「JETBOIL」。優れたアウトドア用湯沸かし器はどっち?

2020年12月3日アウトドアアウトドア,アルポット,JETBOIL,ギア

ビギナーズノート
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この記事はこんな人におすすめ
・アウトドア用の湯沸かし器について知りたい
・外でお湯を沸かしたい。どんなギアがある?
・アルポットとジェットボイルって結局どっちが良いの?
・2つの湯沸かし器の利点と欠点と知りたい
・カーケトルとも比べたい

う~ん………

釣り場でカップラーメンを食いたい。

筆者はYouTubeチャンネル「釣りよかでしょう。」の大ファンです。推しメンはむねお君。彼らが釣り場でカップラーメンを食べては「釣り場で食うカップラーメンは最高!」という度に釣り場でカップラーメンを食べたいと思いを馳せ続け、釣り場でカップラーメンを食うためだけに購入しました大木製作所のアルポット。これで俺も釣り場で食うカップラーメンは最高!って言える!

アルポット 湯沸かし器 外 で お湯 を 沸かす ジェットボイル カップラーメン アウトドア キャンプ
筆者の車のラゲッジ

筆者には最高に仲良しの釣り仲間がいますが、彼は全く同じ理由でJETBOILを購入。ちょこっとだけ使わしてもらうと、当たり前ですがアルポットとは何もかもが違う。デザインはもちろん、お湯が沸く速さ、使い勝手。アルポットが劣っているとは思わないけれど、結局どっちが優れているのか?気になりました。

常備水と共に車に積んでおけば本当に色々なところで活躍してくれますので、安くはありませんがアルポットやJETBOILの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 釣り場でカップラーメンが食べたい時。
  • キャンプやBBQなどのアウトドアで、温かいスープを飲みたい時。
  • ちょっとしたドライブの休憩時に、温かいコーヒーが飲みたい時。
  • 車中泊や、旅のお供として。
  • 登山のお供として。

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結論「それぞれに利点・欠点あり、取捨選択せよ」

次の項目「アルポット」まで飛ばす

結論は、「それぞれにメリットとデメリットがあるので自分が使うシーンに合わせた選択が必要」です。当たり前ですが、一概にどれが良いということはない、というのが筆者の結論です。

また、筆者がアルポットを、筆者の友人がJETBOILを購入する際に議論になったのが「カーケトルで代用できないものか?」というもの。車のシガーソケットに接続するタイプの電気ケトルですね。これも含めて簡単にまとめると、

  • 本体費、燃料費などのコストをある程度抑えつつ使い勝手も大切にしたい……アルポット
  • コストを気にせずどんな過酷な環境でもとにかく爆速でお湯を沸かしたい……JETBOIL
  • 使い勝手を犠牲にしてとにかくコストを抑えたい……カーケトル
  • ハイブリッドカーに乗ってる人……家庭用ケトル(笑)

こうなります。カーケトルは筆者は使ったことがありませんが、あまりおすすめできません(机上論ですが)。その理由もきちんと説明させてもらいますので参考にして下さい。

ちなみに、「カセットコンロ+やかん」を車に積んでお湯を沸かそうと目論んだことがありましたが、冬場は外気温や風の影響で永遠に沸騰しません(笑)ので論外とさせて貰います。

アルポット

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メリットは「低コスト」

まずは本体価格。本日(2020年5月10日)時点での最安値は楽天市場の\7,700、Amazonだと大体\8,000で、参考価格は\13,000ぐらいだけど、大体\8,000前後で買えると考えてもらってOKだと思います。

また、ランニングコストも安く、燃料用アルコールはドラッグストア等で500mL入りを400円程度で購入することができます。アルポットは0.8Lの水を沸騰させるのに約25mlのアルコール燃料を消費しますので、交換用燃料1個につき20回はお湯を沸かせることになります。アルコール燃料が400円だとするとランニングコストは次のように考えられます。

400(円) ÷ 20(回) = 20(円)
→ 水0.8L沸騰1回あたり約20円のランニングコストがかかる。

交換部品は「替え芯」「キャップ」等ありますがどれも高くありません。

使い勝手はJETBOILにさすがに劣る

使い勝手事態は悪くありません。0.8Lの水なら10~15分くらいで沸騰します。筆者は秋田名物ハタハタ釣り(12月)、ヤリイカのウキ釣り(2月)と厳寒期で使用しましたが、特に問題なくお湯を沸かすことができました。

強いて言えば、慣れるまでは火を消す時がちょっと怖いです。小学生の時にアルコールランプを使ったことがありますよね?あんな感じです。

ただ、火加減が調節できない等、やはり後述するJETBOILの方が性能としては圧倒的に勝っています。アルポットが雑魚なのではなく、JETBOILの性能が凄すぎるのです。値段相応。

JETBOIL

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メリットは「爆速」「デザイン性」

とにかく爆速です。友人のJETBOILを使わせてもらった時は本当にビビりました。水0.5Lを沸騰させるのに、約3分。「腹減ったね~」から準備して10分以内にカップラにありつけるというのは何ともフットワークが軽い。

またデザイン性も高く、全5種類の製品タイプがあります。例えば、平地でお湯を沸かすだけの人はスタンダードモデルの「ZIP」、低温環境でメインで使う人は「MiniMo」…のように、用途に応じた製品を選ぶことができます。デザインと言えば、スタイリッシュな見た目はもちろんのこと、アクセサリコジーというおしゃれなカバーを買うこともできる(\1,300前後)ので、自分好みにカスタマイズできる点も◎。

JETBOIL ジェットボイル 性能比較 ZIP フラッシュ MicroMo マイクロモ MiniMo ミニモ SUMO スモー
JETBOIL各製品の性能比較

さらに、オプションパーツもなかなかユニークなものが揃っており、1.5Lクッキングポット(\7,500)、フラックスフライパン(\6,500)、スペアカップ(\7,500)とお湯を沸かすだけでなく煮る調理焼く調理に特化したオプションが販売されています。

※ゴトクを使えばJETBOILを普通のガスバーナー(ガスコンロ)として使用できますが、JETBOILの最大の強みである熱効率を高める機構「フラックス構造」ではなくなるため、熱効率が一気に下がりあっという間にガス欠になるそうです。JETBOILでフライパンや鍋をどうしても使いたい場合はオプションパーツ必須ですのでお気を付けください。

値段が高い、とにかく高い…

アルポットと比べても比べなくても高いです。とにかく高い(笑)。値段相応の実力は持ち合わせているとはいえ、高いです。オプションパーツも漏れなく高い。安いものが一つもない。コストを抑えたいなら「JETBOIL ZIP」や「ジェットボイル フラッシュ」は比較的良心的な価格ですが、登山での使用や厳寒期に使用するとなると、低温環境に弱いというガスバーナーの性質上、特にガスカードリッジの容量が少なくなってきた時は温度が安定しないことは覚悟しておくべきでしょう(アルポットはアルコールランプなのでそもそもの仕組みが違う)。

ランニングコストに関しては、専用カードリッジの価格が\460。公式スペックによるとカードリッジ1個で10~12Lのお湯を沸かせるらしいので、最小値10Lを用いてこれを水0.8L沸騰1回にかかるコストとして換算すると、次のように考えることができます。

10(L)に対して460(円)だから、0.8(L)にかかるコストをx(円)とおくと、

10(L) : 460(円) = 0.8(L) : x(円)
10x = 460 × 0.8
x = 36.8(円)

→ 水0.8L沸騰1回あたり約37円のランニングコストがかかる。
※アルポットとの差は 37(円) – 20(円) = 約17(円)

水0.8L沸騰1回で、アルポットと比較して約17円の差がある計算になりましたが、これは完全に微々たる差でしょう。10回使って約170円、120回使ってようやく約2,000円です。年間120回となると1年間で3日に1回使っていることになりますので、アウトドアガチ勢の方が少しでも経済的に……って場合を除いて、特に深く考える必要はなさそうです。

カードリッジは「手に入りづらい」という人も多いですが、専用商品なのでそりゃそうでしょう。ただ、ホームセンター等身近な店舗で売っていないだけでAmazonでも公式オンラインショップでも普通に買えます。アウトドア用品コーナーに置いてある所もちらほら見受けられますのであまり気にする必要はないかと思います。

カーケトル

最後の項目「まとめ」まで飛ばす

コストは最安

\2,000~買うことができるので、初期コストは一番安いです。ランニングコストは計算の方法が分かりませんでしたが、色々調べてみた結果、おそらくですがランコスも最も安い…と思われます。

※ガソリン1L=33.37MJ=9.27kWhに対して110~140円、カーケトルの消費電力は12V×12Aでたったの144Wなので。

沸くまでの時間が長く、使い勝手が悪い

先述しましたが「カーケトル」はコストが安い以外のメリットがなくおすすめできません。

  • お湯が沸くまでに30分以上かかる。
  • 走行中は使用不可のものが多い(っていうかこぼれるので物理的に使えない)。
    →うっかりしてるとバッテリーが上がる危険あり。
  • 置き場所がシビアなものが多い(平坦な場所に置かないと安全装置が作動しない等)。
  • そもそも車がないと無理。

沸くまでの時間は、完全に性能の問題です。電気でお湯を沸かしていますので、次のような計算でお湯が沸くまでの時間を求められます。

1gの水を1℃上昇させるのに必要な熱エネルギーは4.2Jなので、10(℃)の水0.8(L)=800(g)を100(℃)まで90(℃)上昇させるには、
800(g) × 90(℃) × 4.2(J) = 302,400(J)
の熱量が必要。

カーケトルの規格はDC12V/12Aのものが多いので、これをもとに消費電力を計算。消費電力(W)=電圧(V)×電流(A)より、
12(V) × 12(A) = 144(W)

消費電力144(W)の電気製品が、302,400(J)の熱量を発するのにかかる時間は、熱量(J)=消費電力(W)×時間(秒)より、
302400(J) ÷ 144(W) = 2100(秒) = 35(分)

というわけです。熱が全く逃げない前提の机上計算のため、実際はこれ以上かかります。もっと性能の良いカーケトルがあるのでは?と思っても、シガーソケットから給電している以上電源はDC12V、一般的にシガーソケットの消費電力は180W相当なので、これ以上の結果は望めません。諦めましょう。

ハイブリッドカー乗りの人は「家庭用ケトル」という選択肢も

ハイブリッドカーのシガーソケットは1500Wまで対応しているので、インバーターを使って家庭用コンセントを使えるようにしたり、車のオプションパーツで家庭用コンセントの差し込み口を付けても良いでしょう。家庭用コンセントが車で使えるとなれば、家にあるケトルをそのまま持ってきて普段通りに使えますね。車が乗り入れできるところで使うのなら、間違いなく一番楽でしょう。

まとめ

アルポット
【初期費用】 ★★★★☆(やや安い)
【維持費用】 ★★★★☆(安い)
【使い勝手】 ★★★☆☆(普通)
【デザイン】 ★★★☆☆(普通・正しく使用すれば安全)

  • \7,800~8,500程度
  • 水0.8L煮沸1回あたり\20程度
  • 不便はしない。水0.8L煮沸1回に10~15分程度。
  • 「わくわく 沸く沸く」というキャッチフレーズの絶妙なダサさ。慣れるまでは火を消すのが怖い。

JETBOIL
【初期費用】 ★☆☆☆☆(高い)
【維持費用】 ★★☆☆☆(やや高い)
【使い勝手】 ★★★★★(非常に良い)
【デザイン】 ★★★★★(安全かつカッコいい)

  • スタンダードモデルでも\10,500。高いもので\20,500のモデルもある
  • 燃料費(水0.8L煮沸1回あたり\37程度)だけならそうでもないが、拡張機能の利用にはオプションパーツ推奨。
  • 上級モデルは過酷な環境下でも爆速でお湯が沸く。飲みたい時に飲めるのは魅力的。
  • デザインはバリエーションも多くスタイリッシュ。夏場のガスカードリッジの置き場所だけ注意。

カーケトル
【初期費用】 ★★★★★(非常に安い)
【維持費用】 不明(おそらく最も安い)
【使い勝手】 ★☆☆☆☆(非常に使いづらい)
【デザイン】 ★★★★☆(普通・安全)

  • \2,000~。高くても5,000程度。
  • シガーソケットからの給電のため家庭用電源を使う感覚、ガスやアルコールよりは確実に安いはず。誰か計算方法教えて。
  • ガソリン車はバッテリー上がり防止のためエンジン始動が必須。お湯が沸くまでにかかる時間が長すぎるので、使いたい時に使えない。足りないお湯を追加ですぐに沸かせない。使いこなせる気がしない。
  • 様々な製造社からラインナップされているのでデザインのバリエーションは豊富。
  • お湯をこぼす以外は安全だが運転中は使用不可のものも多い。

お金があるならJETBOILが一番良いんじゃないかな、と思います。アルポットは火力の調節ができないので作れる料理には限りがありますし、使い勝手に代わるものはありませんからね。

ちなみに、筆者はアルポットを使い続けると思います。JETBOILはカッコいいし欲しいけど、必要ではないですね。アルポットで十分です。

まとめるとこのような感じになります。購入の際に参考にして下さい。

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