魚を捌くのに必要なアイテムは?釣りから帰ったら魚料理!

2022年11月17日魚料理釣り,海釣り,魚料理,料理レシピ

ビギナーズノート
ビギナーズノート
この記事はこんな人におすすめ
・釣りと同時に魚料理を始めてみたい
・釣りはしないけど魚料理を始めてみたい
・魚料理に最低限必要な道具(キッチン用品)を揃えたい

ビギナー向けシリーズです。釣って楽し食べて旨しが魅力の海釣り。釣り方が分かって、食べられる魚が釣れたら持って帰って食べたいですよね。アジやイワシなどの小型魚から、スズキやマダイ、ヒラメ、ブリなどの中~大型魚まで、海釣りで釣れる魚は本当に美味しい魚が多いです。

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魚料理を食べるには「魚を捌く(さばく)」という工程が必要です。不器用な筆者にとってはたいへん小難しいです。家にもともとあった包丁とまな板があれば一通りのことはできますが、「この道具はあった方が良いだろう」という綺麗に捌き美味しく食べるための最低限の道具を紹介します。

魚料理 魚 捌く さばく 包丁 出刃 刺身 ウロコ落とし うろこ落とし 鱗落とし 毛抜き 骨抜き

良いものを使えばそれだけお金はかかりますが、初めのうちは安物から、という発想で行くならほとんどの道具を100円ショップダイソーで揃えることができます。したがって最低予算は1000~2000円程度でしょう。
「包丁」は安物ほど切れなくなるまでが早いので、良い包丁を買おうという人はそれだけお金かかります。
いろいろな価格帯で販売されていますので、自分の予算に合わせて用意するのが一番良いでしょう。

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必須アイテム1~3

必須アイテム1 「短めの出刃包丁」

次の項目「必須アイテム2 『骨抜き』」まで飛ばす

出刃包丁 魚 捌く 道具

当然ですが魚を捌くには包丁が必要です。様々な種類がありますが、初めの1本は「短めの出刃包丁」をおすすめします。刃渡り(刃物の部分のサイズ)150mm前後のものを選びましょう。

手に取ってみると「こんなに小さい包丁で良いの???」と思うかもしれませんが、刃渡りが小さい方が絶対に良いです。なぜなら、ショア(海岸)から釣る魚はそんなに大きくないのでこのぐらいのサイズの方が取り回しがよく使いやすいからです。取り回しの良さからウロコ取りも簡単になりますのでおすすめですよ。


※筆者愛用

ちなみに、出刃包丁って「出っ歯の職人が作った包丁」→「出っ歯包丁」→「出歯包丁」→「出刃包丁」っていうらしいです。明日のおかずにどうぞ。

必須アイテム2 「骨抜き」(※毛抜きで代用可)

次の項目「必須アイテム3 『大きめのまな板』」まで飛ばす

魚 料理 捌く さばく 道具 骨抜き 毛抜き 代用 できる 可能

魚は、3枚におろすことでヒレや背骨などの食べにくい部分を取り除いていきますが、それでもどうしても中骨という骨が残ってしまいます。これを取るためのアイテムが「骨抜き」です。

「魚料理のマイナスポイント」ワースト1位は「骨を取るのが面倒」なこと。アイテム「骨抜き」があればある程度楽に……というかこれがないとほぼ無理です。口の中でくちゅくちゅして取るしかありません。

また、「大きいのが釣れたから刺身にしたい!」という時にはこれがないと刺身を作れません。ダイソーに売ってますので必ず買っておきましょう。

必須アイテム3 「大きめのまな板」

次の項目「プラスアルファ1 『砥石(包丁研ぎ器)』」まで飛ばす

魚 料理 捌く さばく まな板 大きめ 大きい 専用

出刃包丁は短めをおすすめしましたが、まな板は大きめを用意した方が良いです。最低でも30cm×40cm以上のものを用意しましょう。

大は小を兼ねると言います。それも理由の一つではありますが、初めのうちは小さい魚をたくさん捌くというケースが多いと思います。そうなった時、小さなまな板だと作業スペースが全然足りないのです。作業スペースが狭いとイライラしますよ!

魚という食材は特有の臭いがあり、わた(内臓)を取り出す作業も必要です(特にわたの臭いは強烈なものがあります)。そのため、シンク等に直接置くような状況は避けたい……まな板が大きいと洗うのは面倒になってしまいますが、将来的に中~大型魚や、墨を持つイカ類・タコ類を捌くようになるかもしれないことを考えても、まな板は大きめのものを用意した方が良いと思います。

プラスアルファ1~4

プラスアルファ1 「砥石(包丁研ぎ器)」

すぐには必要ありませんが、いずれ用意した方が良いでしょう。

安い包丁はすぐに切れなくなります。特に魚を捌く時というのは、硬い背骨を何度もたたき割るようにして切りますから、こればっかりは仕方ありません。「包丁研ぎ器」で切れ味を復活させましょう。

筆者は実家にあったものをパク…借りてきて使っているためどの程度の使い勝手なのかはわかりませんが、これもダイソー等の100円ショップで買うことができますので初めはそれで良いと思います。

プラスアルファ2 「ウロコ取り器」

小型魚のウロコ取りは「短めの出刃包丁」があれば必要ありません

下記のようなごっついウロコ取りは中~大型魚をメインで釣るようになってから用意しましょう。
逆にそうなってからは、包丁でウロコを取るのに危険を伴うようになってきますので必須品になります。

プラスアルファ3 「刺身包丁」

筆者、持ってません。皮を引く時も、刺身を作る時も出刃包丁で代用しています。
やはり慣れるまではめっちゃ大変だったので、予算に余裕があればあっても良いと思います。
ちなみに、今筆者が一番欲しいギアがこの刺身包丁です。サンタさーん!!

※2020年9月、ついに刺身包丁を買いました。すばらしい。

プラスアルファ4 「その他便利アイテム」

次の項目「よく使う調味料」まで飛ばす

この辺も必要に応じて後から買い足していけば良いと思いますが、おすすめアイテムを2つ紹介しておきます。

ピチットシート

一夜干しを作るなら「ピチットシート」があると便利です。一夜干しと言えば、キッチンペーパーを何度も取り替える面倒な作業が必要ですが、ピチットシートならぴちっと包んで冷蔵庫にぶち込むだけです。

秋田市某所の大手釣具屋さんに元板前の店員さんがいらっしゃるのですが、その方もこの商品を絶賛していましたので間違いないのかなとは思います。

ベルモント 「魚ッ平」(三枚おろし器)

これ、凄いっす。初めて使った時は感動しました。

サビキ釣りをした事がある人は誰しも経験したことがあるであろう「大漁すぎて下処理めっちゃ大変現象」はこれで解決です。豆アジ10秒、中アジ30秒で簡単に3枚におろせます。

必要に応じて買ってみて下さい。

よく使う調味料

最後の項目「まとめ」まで飛ばす

魚料理によく使う調味料は常備しておきたいですね。釣りの帰りにいちいち「〇〇が無いから買ってこよう」ってやってると朝日が昇ってしまいます(笑)。釣りの疲れもありますので、料理するにもできるだけ工程を減らして手早くやりたいところです。「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」以外のものを紹介していきますね。

料理酒・みりん

周知の通り魚には独特の臭みがあります。また、生息する環境によって臭みの特に強い個体もいます(汽水域は特に)。料理酒みりんは臭みを消すのに一役買ってくれますので、魚料理では必須の調味料と言えるでしょう。

チューブタイプでOK!しょうが・わさび

どちらもチューブタイプでOKです。しょうがは臭みを消してくれますし、どんな料理でも味を調えてくれます。わさびは言わずもがな、刺身の薬味として非常に優秀。常備しておきましょう。

万能ねぎ(飾りねぎ) 冷凍保存しておこう

魚料理に簡単な彩りを与えてくれます。必要な時に、キッチンバサミでチョキチョキ。切った後はジップロックでしっかり空気を抜き、冷凍保存で1か月は保存できます。欲しい時に限ってないことが多いので、冷凍保存で常備しておくと良いと思います。

油&唐揚げ粉

油は魚料理に限りませんが必須の調味料ですね。レシピに困ったら唐揚げです。ジップロックに唐揚げ粉を入れてもみもみして油にドーーンでOKです。唐揚げ粉を使わずとも、低温でゆっくり素揚げにしても、骨までパリパリ美味しく食べられます。

また、揚げる系の料理は「油の温度」がマジで命なので温度計が無い場合は買っておくことをおすすめします。筆者は大学生の時、油を熱しすぎて家内の部屋という部屋が煙に巻かれました。あわやボヤ騒ぎです(笑)。

3倍濃縮のめんつゆ

魚料理に限った話ではなく、「3倍濃縮のめんつゆ」は一人暮らしの強い味方。何でも美味しくしてくれます(笑)。煮つけを作る時も、しょうゆよりも旨味が強くおすすめ。

初めは低予算で、必要になったら質の高いものを

以上がビギナー向けの「魚料理に必要な最低限のアイテム」です。初期費用は抑えようと思えばどこまでも抑えられます。特にプラスアルファは初めは必要ありませんし、自分の調理スキルや魚料理の頻度などに合わせて必要な道具を追加したり、質の高い道具に買い替えたりした方がコストパフォーマンスが良いし家族の理解も得やすいです(笑)。

この記事を参考に必要な道具を揃えて、釣って楽し食べて旨しを体験してみましょう!

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2022年11月17日魚料理釣り,海釣り,魚料理,料理レシピ

Posted by 秋田リョー