釣りにおける最低限のマナーとは?押し付けではなく釣りをする皆が気持ちよく楽しめるように。

2022年11月17日釣りアジング,アウトドア,シーバス,ライトゲーム,釣り,エギング,海釣り,投げ釣り,サビキ釣り,ビギナー,レジャーフィッシング,穴釣り,ハタハタ,メバリング

ビギナーズノート
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この記事はこんな人におすすめ
・マナーを大切にしたい
・釣りにおけるマナーとは?
・気持ちよく釣りをしたい

釣りに限らず、どのような場においてもマナーは大切にしたいものです。
ルールとはまた違うけど、全員が気持ちよく釣りをできるように守る"べき"もの、それがマナー。
釣りを始めたばかりの頃は、そんなマナーもつゆ知らず周りに迷惑をかけてしまったこともありました。

この記事は釣り初心者の人向けに最低限意識して欲しいマナーを書いてみました。
あくまで私見ですので、地域によって違うものや、逆にルールとして禁止されていることもあるかと思います。
郷に入っては郷に従うようにして下さい。

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釣り場のマナー① ごみは持ち帰ろう

釣り場に限った話ではありません。
自分が出したごみは持ち帰る。ただそれだけです。
釣りは、出来合いの仕掛けが入れてある袋や紙、切った糸など、意外とごみが多く出るアウトドアアクティビティです。
また、時々、タバコの吸い殻や絡まった糸、酷い時は針が付いたままの糸をその辺に捨てていく人が見られます。
どっちがごみかわかりませんよね放置してしまったごみは巡り巡って周辺の生物や自分たちに返ってきます。
糸クズに関してもどんなに短かったとしても環境には一定のダメージを与えます。
自分が出したごみは必ず持ち帰りましょう!

釣り場のマナー② 立ち入り禁止エリアでの釣りは絶対にやめよう

立ち入り禁止になる理由は主に2つ。1つ目は私有地だから。立ち入ってしまっては不法侵入ですね。
2つ目は危険だから。もしくは、実際に事故が起きてしまった場所だから、という可能性もあります。
立ち入り禁止エリアでの釣りが続くようだと、港自体が立ち入り禁止になるなどして、様々な人に迷惑をかける可能性があります。
立ち入り禁止になった理由を想像して、立ち入って釣りをするのは絶対にやめましょう。

釣り場のマナー③ 先行者には軽くで良いので挨拶しよう

元気に挨拶まではいかなくとも、先に釣り場に入っている人がいて、干渉する可能性がある距離感で釣りをする場合は軽くで良いので挨拶をしましょう。
もしオマツリなどのトラブルになった際も、挨拶があるのとないのとでは後味が全く変わってきます。
元気に挨拶を返して下さる方もいますし、中には初心者だと分かればアドバイスをくれる優しい方も少なくありません。
また、釣りは情報戦なので挨拶がてら「釣れてますか?」の一言でその日の釣果がグッと変わる可能性もあります。

ただし、世の中には挨拶や会話を心地よいと思わない、コミュニケーションは最小限に抑えたいという方もいます。
頭ごなしに情報を聞き出そうとすると人によっては嫌がられる可能性もあることを覚えておきましょう。

どちらが正しいという話ではありませんからね。

釣り場のマナー④ お隣さんとの距離感を考えて釣り場に入ろう

先行者がいる場合、仕掛けを落とす釣り(サビキ釣りなど)では最低でも2m程度仕掛けを投げる釣りでは最低でも4m以上は離れてやらないとオマツリします。
※オマツリ…糸が絡まること。釣り糸は細いのでとってもストレス。ひどい場合は糸を切らなければならないことも。
オマツリだけでなく、距離が近くなればなるほど攻められる場所も狭まるため、適切な距離をあけて後続しないと非常に嫌がられます。
入っても良いか微妙な距離感の場合は、声をかけて「ここで○○釣りしても良いですか?」と確認した方が良いでしょう。

釣り場のマナー⑤ 過度な場所取りはやめよう

多少であれば釣具を置きっぱなしにして場所を取っておくのは悪いことでは無いと思います。
が、釣具を出しっぱなしにして1時間も2時間も仮眠を取ったりマズメ時に備えて予め荷物を置いておいたり……
など、釣り場は自分だけのものではありませんので、過度な場所取りはやめましょう。
後から来た人からすると非常に不快です。

また、場所取りでなくとも④の項目のように「ここ入って良いですか?」と聞かれた時には是非快く場所を譲ったり、少し間をあけたりしてあげられるとお互い気持ち良いですよね。

釣り場のマナー⑥ 小さい魚はリリースしよう

これは筆者自身のエゴも含まれていますが、漁業においても資源保護のためにキャッチ&リリースは行われています。
※網を使った漁では、網の目の大きさを大きめにすることで、小さい魚が網にかからないように工夫されているそうです。
小さい魚は捌くのも大変ですし、大きくなってからまた釣れてくれることを祈って、海に帰してあげましょう。

釣り場のマナー⑦ 持って帰る魚は食べる分だけにしよう

釣った魚を食べるところまでが海釣りの楽しみ方ではあるものの、食べきれない分や食べない魚まで持ち帰って、結局生ごみとして捨ててしまうようではいけません。
魚は冷凍保存しても保って1か月~2か月(魚種による)。
食べきれない分まで獲ってしまえばそれは立派な乱獲です。魚も限りある資源ですので、大切にしたいですね。

釣り場のマナー⑧ 毒魚でも海に帰してあげること!

筆者が最も許せないのがこれ。堤防に放置されたクサフグたち。
毒魚であっても、命あるものは命あるものです。丁寧にリリースしてあげて下さい。
一度針掛かりした魚は、しばらくは警戒心が強くなり少なくとも同じ日には食い付いてきません。
エサ取り、ハリス切り、毒魚とお邪魔虫の三拍子が揃ったクサフグたったとしても、命があります。
命あるものを大切に扱って下さい。

釣り場のマナー⑨ ライトで照らしながらの釣りは、周りに人がいる時はNG

夜釣りにおいてヘッドライトは必須です。
しかし、ヘッドライトの光は夜中回遊する魚たちの警戒心を著しく高めます。
一度照らしてしまった魚はもう釣れないとすら言われるほど。
真偽のほどは定かではないものの、夜の海を照らすことをなるべく避けている釣り人も非常に多いです。(筆者もそのうちの1人)

周りに自分以外の釣り人が居ない時は好きにしてくれればOKです。
が、すぐ隣でヘッドライトを付けながら、さらにはキョロキョロと狙っているポイントを照らされた日には大きなため息が出てしまいます。
周りの釣り人への配慮を忘れないで欲しいです。

釣り場のマナー⑩ 釣り場ではライフジャケットの着用を…

自然は時に脅威として我々に襲い掛かります。
万が一に備えて、ライフジャケットの着用が推奨されています。
落水しても自力で助かることができるように、ライフジャケットを着用しておきましょう。

まとめ

スポーツなどと比べて、明確なルールが決まっていないアウトドアアクティビティである釣り
初心者からするとルールもマナーもへったくれも知ったもんじゃありません。
しかしながら、みんなが快適に釣りをするために守った方が良いことは、昔から今まで伝えられてきました。
この記事が、初心者の皆さんにとって、その手引きになれば幸いです。

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