【2025秋田ハタハタ】11.23更新|今年は絶望的?初漁予想と今できる準備

【2025年最新秋田ハタハタ釣り情報!】
秋田・男鹿・本荘・金浦・八森・岩舘
各地のハタハタ釣果情報と接岸状況をまとめてお届けします!
この記事では秋田季節ハタハタ釣りに役立つ情報を発信しています!
そろそろ初漁予測も発表されそうな時期です。雷や秋田沖の時化は連日発生していますが、なかなか海水温が下がらない日が続いています。ハタハタの稚魚は14℃以上で自然死が増えるという研究例や、資源量の減少が地元漁師をさらに落胆させています。果たして2025年、季節ハタハタは接岸するのか…?
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2025年秋田季節ハタハタ接岸予想|11月23日更新
秋田の冬の味覚として親しまれているハタハタ。今年2025年の接岸はいかに…と前置きしたいところですが、今季の漁獲量は“絶望的”との評価・予測が県から展開され、各メディアが報道しています。
秋田季節ハタハタ漁に関する最近のニュース(要約)
- 秋田県は2025年11月11日、ハタハタの今季の漁獲量について、「資源量がほとんどなく、漁獲はほぼない」と推定したことを明らかにした。(秋田魁新報)
- 県の資源対策協議会では、海水温の上昇が稚魚の成育や資源維持に悪影響を与えている可能性について指摘。(FNNプライムオンライン)
- 初漁予測をするために採取するサンプル数が今年は極端に少なく資源量も極少、漁獲量もほぼないと推定した。(河北新報オンライン)
- 漁獲量が近年激減していることは、日本海北部で資源量が減少しているためだと分析。その原因の一つに海水温の上昇を指摘したものの、根本的な原因は分かっていないという。(秋田魁新報)
例年であればそろそろ初漁日予想が発表されても良い頃ですが、2日前のニュースも「沖合ハタハタ」に関する内容で初漁日についてはまだの模様。それもそのはず、初漁予測のためのサンプルが取れずに予想のしようがないというのが現状のようです。
これらの予測は地元漁師の方々にも暗い影を落としており、生活を維持するためハタハタ専門操業ではなく、他の資源の漁獲にシフトする可能性もあるとのこと。操業数が減り、資源自体も少ないとなれば、今季の漁獲量は昨年の歴代最低記録17tを“さらに下回る”ところまでリーチがかかっています。
現時点ではかなり厳しい予想が各方面からされていますが、2日前の魁新報によれば沖合のハタハタ資源は“あることにはある”という捉え方もできなくはない。いざ接岸が確認できた時のために、準備だけは済ませておきたいところ。
実際、海水温は今どんな感じなのか?
ハタハタ資源の減少については、海水温が原因との指摘はあるものの根本的な原因は不明。でも、低水温とハタハタの産卵行動に密接な関係があるのは間違いなさそう。今年は海水温が高いとはあちこちで言われているものの、実際どんな感じなのか調べてみました。
「きょうの水温|美の国あきたネット」より
秋田県公式ホームページ「美の国あきたネット|きょうの水温」では今日も今日とて鵜ノ崎海岸の水を汲み上げ、海水温を教えてくれます。これめっちゃ便利。エギングでも必ず見る。
美の国あきたネット|きょうの水温 より:めっちゃわかりやすくなってる!!
平年よりかなり高く、去年よりも全然高い。\(^o^)/
ただ、去年の11/18~21は平年よりも低いけれど、去年は過去最大・前代未聞の大不漁。この水温の表だけで接岸するかしないかは語れそうになく、まだまだ観察が必要そうです。
秋田沖周辺の海面温度
こちらは気象庁|海面水温に関する診断表、データ 日別海面水温より。
海面水温なのでざっくりですが、秋田県沿岸が濃い目の緑色になってくれば産卵には適切な環境が漁港内にもできそう。秋田沖はまだ約16~17℃のところが多いですね。
実際はハタハタは砂地の底を移動してきますので、適水温であるべきはボトム層。今までの釣果(男鹿半島ベース)では、海面温度14℃前後で釣れていたので、水温条件に関しては14℃が一つの目安になると思います。
なかなか下がらないものの、これから下がる可能性もある?
下がってほしい感満載の見出しになってしまいましたが、現実問題、平年の1週間遅れ程度であれば適水温に達する可能性は全然あると思います。ただ、報道にもある通り漁獲量の減少は根本的にハタハタの資源量が減っていることに起因すると考えると、季節ハタハタ釣りに関してもやはり「今年も厳しい」としか現時点では言えませんね。
毎年、地元漁師が「祈願」するように、我々釣り人も接岸を願うしかありません。
他の要因についても考えてみる
ハタハタに限った話ではありませんが、相手は自然、複数の要因が複雑に絡み合って、接岸スイッチが入るのが常です。
2025年シーズンの気象・海況・資源量の視点から、接岸へのプラス材料・マイナス材料を整理してみます。
冬のスイッチ──雷・風・波のようす
例年、秋田沖では冬のスイッチが入ると雷鳴・強い北西風・高い波が発生。これらが発生すると海水温も一気に下がり、ハタハタ接岸に影響を与えると言われています。
2025年はと言うと…
- 雷:平年並み。少なめかも。
- 風:時化はあるが、平年より少々静か。断続的。
- 波:時化が断続的なので伴っておとなしめ。
要するにあんまりよくない。海の荒れが少ないことも、接岸予想がしにくい理由になっている。
産卵場の地形変化──藻場の後退
県が毎年まとめているハタハタ漁獲量のまとめと考察によれば、地域によっては藻場の後退により産卵場が減少しているところもある、とのこと。
県北エリア(八森、岩舘など)の藻場は元気で、昨シーズンはハタハタの卵も確認ができている。
男鹿半島エリア(北浦、船川など)は場所により藻場が後退。北磯は卵あり、南磯は卵が確認できず。
南部エリア(本荘、金浦など)は藻場が減退、卵も確認できず。
去年の今頃からこの状況が変わっていなければ、これらは漁獲量や釣果に直結する可能性が高い。
最大の問題──資源量が致命的に少ない😱
最大の問題と言うか、後にも先にもハタハタがいない。水温が適切だろうとも、時化がこようとも、こればっかりは「どっかに隠れてたのが接岸した!!」というパターンでもない限りはどうしようもない。
「海は広い」と信じる者(私)が勝つか、こればかりは諦める判断をするか。地元漁師の方々のため息が聞こえてくるようです。
要因総括:来るとしても遅れるし、来ないというかいない可能性大
2025年は、水温×気象×地形×資源量+昨年までの経験則のすべてが“接岸なし”の方向を向いています。
特に資源量の少なさは致命的。“来る”可能性を論じるにしても、人の手が届いていないような深場を通じて産卵行動を行う、結局漁獲も釣果もない未来の方が可能性が高いです。
ワンチャンを狙って出撃する場合も、リマン海流の水温低下の影響を受けやすい北側エリアで、かつある程度水深があって藻場が元気なところを狙わなければ、抜け駆け釣果は難しいでしょう。
まとめ|2025年ハタハタ接岸は今のところ“無し”or“遅れて小規模”
2025年のハタハタ接岸について現状を整理してみると、
✅ 水温や気候の前にそもそもの資源量が少なく、接岸するとしても超小規模で局所的
✅ それもかなり遅れる可能性が高い
✅ 昨年の漁獲量(17t)と同等またはそれ以下になる可能性すらある
資源量に「隠れコロニー」が居たとしてもその他の「水温」「気象」「地形」すべてが悪い方向に揃ってしまっていて絶望的。
「ハタハタが来なければ正月を迎えられない」
長年に渡って地域に根差してきた食文化の危機には肩を落とさざるを得ません。
今年は家族分ですら確保できるかどうかも分からない、期待ができない見通しですが、それでも「もしもの接岸」に備えてできることは、
- 道具は最低限だけ揃えておく
- 深場や遠投ができるポイントを絞っておく
- 水温の下降タイミングと気象情報を追っておく
- ローカルニュースなど現場の情報を昨年以上に追っておく
SNSは毎年、セリオン前爆釣!などの謎の誤情報が出回るため慎重に信ぴょう性を評価するとして、情報は私も積極的にこのブログで発信したいと思います。
今年の立ち回りは良くも悪くも「来たら動く」に尽きそうです。
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